はじめに
前回(GNOMEデスクトップでHiDPIディスプレイに対応する)の続きです。
高解像度のディスプレイを使用するとGDMのログイン画面がとても小さくて見えづらいので改善します。
図 GDMのログイン画面 視力検査をしているかのよう。スケールを変更する
一般ユーザーであれば設定からスケールを変更できますが、GDMのログイン画面は、gdmという一般ではないユーザーが管理しているため同じ方法が取れません。そこでdconfの設定を変更します。
GDMユーザーにログインする
$ sudo su - gdm -s /bin/bash
(※ -sオプションについて知った。今までpasswdをvipwから/sbin/nologinを編集していたので結構危ないことをしていた。)
スケールを2倍の設定にする(整数倍のみ)
$ dbus-launch gsettings set org.gnome.desktop.interface scaling-factor 2
gsettingsを直接実行するとX11に関するエラーが通知される。
設定を確認する
$ dconf dump / | grep scaling-factor
scaling-factor=uint32 2
再起動するとスケールが変更された画面が表示されます。
図 scaling-factor 2のGDMログイン画面参考