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AWSを「勉強」ではなく「毎日10秒の楽しみ」にした話(宝くじめくりサービス)

※この記事は「AWS を勉強しているけど、どう楽しんだら良いか分からない」方向けに、“好き”を起点に小さく作って学ぶ例をまとめたものです。
ギャンブル要素がある話題ですが、ここで伝えたいのは「宝くじのススメ」ではなく、学び方としての “趣味開発” のススメです。


当選ページを開く、あの一瞬を“体験”にしたい

宝くじって、当たるか外れるか以上に、結果を見る直前のドキドキが面白いと思っています。

でも、ナンバーズ4の当せん番号を確認する行為って、だいたいこうです。

  1. 当選ページを開く
  2. 4桁が一気に表示される
  3. はい終了

つまり、感情が動く前に終わる
私はここに小さな違和感があって、こう思いました。

「当選ページを開く」という“作業”を、ほんの少しだけ“体験”にできないか?

IT用語で言うなら、これは UX(ユーザー体験) の話です。
「機能がある」だけではなくて、どう感じるかまで含めて設計する。

そして、そのヒントって意外と「遊び」の中にあります。
子どもの頃のガチャガチャ、カードをめくる瞬間、封を開けるときの手の感覚。
一気に見えないからこそ、期待が伸びる。

私はこの「遊びの原体験」こそが、体験づくりの材料だと思っています。
そして正直、こういう原体験は AIには代替できにくい とも感じています。
AIはそれっぽいアイデアや文章を生成できますが、
「自分がどこでワクワクしたか」「何でテンションが上がるか」みたいな感覚の芯は、結局その人の経験に紐づいているからです。

さらに、原体験ってデジタルよりもアナログなものが多い気がしています。
手触り、重さ、音、匂い、間(ま)。
そういう“物理の情報”が、記憶に残る体験を作っている。
だから私は、デジタルでUXを作るときほど、アナログの原体験を参照するとヒントが出ると思っています。

コンセプトはこれです。

宝くじの結果を確認する作業を、もう少しだけ、10秒だけドキドキする体験にする


先に結論:AWSは「作りながら」だと楽しくなる

AWSって、サービス数も多くて、正面から「勉強」しようとすると息切れしがちです。

私が最近やっているのは、こういうスタイルです。

  • 好きなテーマを決める(宝くじ)
  • 小さな“体験”を作る(めくる)
  • まず動いたらOK(ここがゴール)
  • その上で、気持ちが乗る日は 「毎日コードや設計を改善しよう」 という気持ちで触ってみる
  • でも 改善は義務にしない
  • やる気がない日は、別のことをする(仕事ではないので)

「毎日改善しなきゃ」と決めると、私の場合は趣味が“課題”になって続きません。
だから、基本は 動いたらOK。改善は やりたくなった時にやる

それでも結果的にAWSは触るし、少しずつ分かることが増えていきます。
AWSが “資格勉強” ではなく、“作品づくりの道具” になってくる感覚がありました。


作ったもの:宝くじめくりサービス(ナンバーズ4を1桁ずつ開ける)

作ったのは、ナンバーズ4の当せん番号を 1桁ずつ表示(めくる) できるサービスです。

  • 最新の当せん番号(4桁)を取得
  • ただし、画面には「????」で隠す
  • 好きな桁から “表示” ボタンで 1桁ずつめくれる
  • たった 10秒だけ ドキドキが増える

ポイントは「情報を隠す」ことではなく、感情が動く“間”を作ることです。
一気に見せない。それだけで、当選ページを開く瞬間が少しだけ楽しくなります。

スクリーンショット 2025-12-25 162907.png

スクリーンショット 2025-12-25 163146.png


ナンバーズ4ってなに?(知らない人向け)

ナンバーズ4はざっくり言うと、

  • 0000〜9999 の 4桁を選ぶ宝くじ
  • 抽せん結果と一致すれば当せん
  • 申込タイプ(ストレート/ボックス等)がある
  • 月〜金に抽せんがある

…という仕組みです。


構成:シンプルに「フロント」「バック」「データ取得」

細かい話は置いて、考え方はこれだけです。

  1. 画面(フロントエンド):ユーザーが「めくる」を押す場所
  2. 処理(バックエンド):当せん番号を取りに行って、整形して返す
  3. データ元:当せん番号が分かる情報源

私はこの分割で、AWSのサービス を “道具箱みたいなもの” として触りました。

スクリーンショット 2025-12-25 163619.png


生成AIで開発してみて感じたこと(正直)

私はプロンプトでコードを生成しながら作りました。
やってみて思ったのはこれです。

  • 生成AIで「とりあえず動くもの」は本当に早い
  • でも “生成されたコードを理解して、直して、品質を守る” は別物
  • だから私は、生成されたコードをそのまま信じるのではなく
    「生成コードを読んで、分からないところがあれば調べる」 を意識しました

結果的に、楽しめました。
逆に、生成されたコードを責任を持ってレビューする力を付けるのは難しい(ここは今の課題)とも感じています。

AIに代替されない最後の砦は「責任を取ること」
特になぜその意思決定をしたのかを、関係者全員が納得できるように「説明する責任」

最近、参加した勉強会で強く刺さった言葉です。


AWSの理解が進んだ本(オンプレの知識と繋がった)

途中でかなり助けられたのがこの本です。

オンプレ(L2/L3、ルータ・スイッチ)を業務で軽く触ってた経験とAWSが、
「あ、同じことを別の形でやってるだけだ」と腹落ちしました。

昔やってたこと、ちゃんと役に立ちます。


スクレイピングの話:グレーなので、収益化するなら別ルートにする

このサービスは当初、当せん番号の取得に スクレイピング的な手法 が入っていました。
ここは誤解されやすいので、正直に書きます。

  • 法律面・規約面は状況次第で変わるので、軽く扱うべきではない
  • そして「やっていい」と断言できる話でもない(グレー)

一方で、私が確認した範囲では、利用規約本文に 「スクレイピング禁止」 が明確に書かれていないケースもありました。
ただし、書いてない=OK ではなく、

  • サイト全体の利用規約
  • robots.txt
  • サーバー負荷
  • データの二次利用・転載

など別の観点でNGになり得ます。

なので私は、収益化&一般リリースするならスクレイピングしない実装に切り替える方針です。


スクレイピングしない実装案:当選メールの内容から取得する(SES)

私が今検討している「スクレイピングしない方法」は、当選通知メール(当選メール)の本文から当選番号を取得するやり方です。

AWS だと、SES(Amazon Simple Email Service) を使うことで実現できます。

イメージとしてはこんな流れです。

  • 当選メールを SESで受信(Inbound)
  • 受信メールを S3 に保存(または Lambda に渡す)
  • Lambdaで本文をパースして当選番号を抽出
  • フロントに返す(またはDBに保存して参照)

この方法なら、Webページを取りに行くのではなく 自分が受け取ったメールを材料にするので、設計としても納得感が高いです。

※ただし、メールは個人情報や機微情報が入りやすいので、

  • 保存期間
  • 暗号化(S3/KMSなど)
  • アクセス権限(最小権限)
  • ログの取り扱い
    はちゃんと設計する必要があります。

体験を作るってどういうこと?:UXの種は「遊びの原体験」にある

今回のサービスは「宝くじ×AWS」ですが、私が本当に作りたかったのは
“宝くじを見る体験” そのものです。

  • 情報をどう見せるか
  • どの順番で見せるか
  • 触ったときにどう感じるか

これは全部、UXの領域です。

そして私は、UXのヒントは 遊びの原体験に隠れている気がしています。

  • 一気に見えないから楽しい
  • ちょっと手間があるから期待が伸びる
  • 自分の操作で結果が“開く”感じがする

こういう感覚って、生成AIが「それっぽい案」を出すことはできても、
どれが自分に刺さるのかは、結局自分の原体験が決めると思います。

そして、その原体験はデジタルよりもアナログ寄りなことが多い。
だから私は、デジタルでUXを作るときほど、アナログの記憶を掘るのが効くと思っています。
原体験を掘ることは、AI時代にむしろ価値が上がる行為だと思っています。


「アイデアはパクられない?」への私の答え(むしろ応援して参画したい)

個人開発でアイデアの話をすると、たまに聞かれます。

「それ、パクられないの?」

私は、正直 パクられてもいい と思っています。
というか、もし誰かがこれをパクって本気で伸ばし始めたら、私はたぶんこうします。

  • パクった人を全力で応援する
  • できるなら そのプロジェクトにも参画する

これ、私の中ではわりと自然で、
「作る」って、別に一人で抱え続けることだけが創作ではなくて、
誰かが続きを作ってくれて、そこに乗ったり混ざったりしていくのも創作だと思っています。

もちろん、何でもかんでもOKという話ではなくて、
悪意のあるコピーや不誠実な振る舞いは別です。
ただ、ちゃんと良くしていく方向の“引用”や“発展”なら、私はむしろ嬉しい。

  • 作る流行らせる は別の領域
  • 継続的に使ってもらう も別の領域

もし誰かがそれをやり切って流行らせたなら、それはその人の実力。
そして私は、その熱量に乗って一緒に作れたら、それもまた面白いと思っています。


まとめ:AWSは「学ぶ」より「遊ぶ」から入るのが強い

AWSを楽しめないときって、だいたい

  • 目的がない
  • 手触りがない
  • 成果が遠い

のどれかです。

だから私は、

  • 趣味(好きなテーマ)を選んで
  • 10秒でもいいから体験を作って
  • 動いたらOKで終わってもいいし
  • やる気が出た日に「毎日コードや設計を改善しよう」の気持ちで触ってみる

このやり方をおすすめしたいです。

もし「AWS、何から触ればいいか分からない…」という人がいたら、
まずは “小さな遊び” を AWS の上で動かす ところから始めてみませんか。

関連書籍(気になって読んでいる本)


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