1. はじめに / 自己紹介
はじめまして、TOKAIコミュニケーションズのLE DINH HAIです。
アプリケーションエンジニアとして3年、クラウドエンジニアとして5年の経験があります。
現在は、AIやDevOpsに関連するプロジェクトの提案支援・導入支援を担当しています。
2023年に初めてJapan All AWS Certifications Engineersに選出され、2026年も継続して選出されたことで、4年連続での全冠達成となりました。これまでの新規取得・更新を合わせると、累計21件の資格取得実績があります。
本記事では、AWS全冠を達成・維持するための学習方法や取り組みについて共有します。
2. 全冠を目指した動機
きっかけ
もともとアプリケーション開発部門でJavaによるWebアプリケーションやデスクトップアプリの開発を担当していました。2020年、当時注目されていたクラウド分野に挑戦したいという思いから、自ら希望してAWSクラウド部門に異動しました。
異動後、コンテナ、DevOps、サーバーレスなど様々なクラウドサービスに触れる中で、AWSの仕組みに強く惹かれるようになりました。各サービスの設計がほぼベストプラクティスかつ業界標準に基づいており、AWSを深く学べばクラウドだけでなく、コンピュート、ストレージ、セキュリティ、DevOps、データ分析、AIなど幅広いIT分野の優れたアーキテクチャを体系的に習得できると実感しました。
この思いから2020年にAWS Solutions Architect – Associateを取得したのを皮切りに資格取得を進め、2022年に12資格すべてを取得、2023年に初めてAll AWS Certifications Engineersに選出されました。
4年連続で維持し続ける理由
全冠達成後も毎年、新しい資格の取得や期限切れ資格の更新を行い、4年連続で選出を維持しています。維持を続けるモチベーションは主に以下の3つです。
- 業務との直結 — 現在の業務ではAWSを活用した提案を行っており、幅広く深い知識が求められます。資格の更新を通じて常に最新のサービスや機能をキャッチアップできるため、業務に直接役立っています
- 純粋な楽しさ — AWSの技術が好きで、資格勉強を趣味のように楽しんでいます。AWSは頻繁にサービスをアップデートするため、更新のたびに新しい機能や設計思想を学べるのも魅力です
- 会社の支援制度 — 受験費用の補助や資格取得に対する報奨制度があり、学習へのモチベーション維持につながっています
※補足:「4年連続」とは、資格そのものを毎年更新し続けているという意味ではなく、各年度の選出時点で有効なAWS認定資格をすべて保有していたことにより、Japan All AWS Certifications Engineersに2023年から2026年まで4年連続で選出されたことを指します。
3. 取得順序
年ごとの取得・更新履歴は以下の通りです。
2020年
- AWS Certified Solutions Architect – Associate —
新規
2021年
- AWS Certified Solutions Architect – Professional —
新規 - AWS Certified DevOps Engineer – Professional —
新規
2022年
- AWS Certified Machine Learning – Specialty —
新規 - AWS Certified Data Analytics – Specialty —
新規 - AWS Certified Database – Specialty —
新規 - AWS Certified Advanced Networking – Specialty —
新規 - AWS Certified Security – Specialty —
新規 - AWS Certified: SAP on AWS – Specialty —
新規 - AWS Certified Developer – Associate —
新規 - AWS Certified SysOps Administrator – Associate —
新規 - AWS Certified Cloud Practitioner —
新規
2024年
- AWS Certified Solutions Architect – Professional —
更新 - AWS Certified DevOps Engineer – Professional —
更新
2025年
- AWS Certified Data Engineer – Associate —
新規 - AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate —
新規 - AWS Certified AI Practitioner —
新規 - AWS Certified Machine Learning – Specialty —
更新 - AWS Certified Advanced Networking – Specialty —
更新
2026年
- AWS Certified Security – Specialty —
更新 - AWS Certified Generative AI Developer – Professional —
新規
注記: 以下の資格は現在廃止されています。
- AWS Certified Data Analytics – Specialty
- AWS Certified: SAP on AWS – Specialty
- AWS Certified Database – Specialty
- AWS Certified SysOps Administrator – Associate
- AWS Certified Machine Learning – Specialty
Tips: 同系統のAssociate資格とProfessional資格がある場合(例:Solutions Architect – Associate と Solutions Architect – Professional)、両方を新規取得した後は、上位資格(Professional)を更新するだけで下位資格(Associate)も自動的に更新されます。効率よく全冠を維持するポイントです。
4. 学習方法・使用教材
新規取得と更新では学習アプローチが異なります。それぞれの方法を紹介します。
新規取得の場合
使用教材
| 教材 | 用途 |
|---|---|
| Udemy | 動画コースで全体像を把握 + 模擬試験で演習 |
| AWS Skill Builder | AWS公式の模擬試験で本番に近い問題を練習 |
| AWS Workshop | 難しいサービスを実際に手を動かして理解する |
| AWSドキュメント | サービスの詳細仕様や最新情報の確認 |
学習の流れ
-
Udemyの動画コースで全体像をつかむ
- まず試験範囲の全体像(Big Picture)を理解します
- この段階ではすべてを完璧に理解する必要はありません。全体の構造と各サービスの役割を把握することが目的です
-
AWS Skill Builderで公式模擬試験を解く
- 間違えた問題は「なぜ間違えたのか」を徹底的に調べます
- 知識が不足しているサービスがあれば、そのサービスについて重点的に学び直します
- ドキュメントを読んでも理解しにくい場合は、AWS Workshopでハンズオンを実施します
-
試験直前にUdemyの模擬試験で仕上げ
- 試験日が近づいたら、Udemyの模擬試験で復習と最終確認を行います
学習時のTips
模擬試験を解くときは、学習初期の段階では時間制限を設けないことをおすすめします。この段階は「学習と理解を深める時間」です。時間がかかっても、一問一問しっかり調べながら解きましょう。AIツールを活用して、模擬試験の解答を詳しく解説してもらうのも効果的です。試験日が近づいてきたら、本番と同じ時間制限を設定して解くことで、時間配分に慣れておきましょう。
受験時のTips
ESL +30の活用: 英語ネイティブでない方は「ESL +30 MINUTES」を申請することで、試験時間が30分延長されます。一度申請すれば以降すべての試験に自動適用されます。問題文が長い試験(AWS Certified Advanced Networking – Specialty、AWS Certified Solutions Architect – Professionalなど)では特に助かります。
更新の場合
使用教材
| 教材 | 用途 |
|---|---|
| Udemy | スライド資料で要点を復習 + 模擬試験 |
| AWS Skill Builder | AWS公式の模擬試験で最終確認 |
| AWS Workshop | 新サービスや新機能を実際に手を動かして理解する |
| AWSドキュメント | 新サービスや機能の詳細確認 |
学習の流れ
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Udemyのスライド資料で復習する
- 更新の場合はすでにベースとなる知識があるため、動画を最初から見直す必要はありません。Udemyのコースにはほとんどの場合スライド資料が付属しているので、このスライドを通読するだけで効率よく復習できます
- 新しく追加されたサービスや機能がある場合は、その部分だけ動画を視聴したり、AWS Workshopでハンズオンを行います
-
模擬試験で仕上げ
- AWS Skill BuilderとUdemyの模擬試験を解いて、知識の確認を行います
5. 今後のチャレンジ
次の目標として、AWS Top Engineersへの選出を目指しています。
全冠の取得・維持を通じて培った知識を、自分の中だけに留めるのではなく、社内やコミュニティに広く発信・還元していきたいと考えています。社内のメンバーへの技術共有はもちろん、外部のコミュニティやイベントでも積極的にアウトプットし、AWSを活用するエンジニア全体の底上げに貢献したいです。
その第一歩として、今回のような技術記事の発信を継続的に行っていく予定です。今後もAWS認定や実務経験をもとにした記事を投稿していきますので、ぜひ応援よろしくお願いします!