みなさんこんにちは!私は食品スーパーのお惣菜コーナーで働いています!
売り場にいると、お客さんから色々聞かれたりすることが多いです。
先日、こんなお客さんがいました。
「さつまいもってじゃがいもより炭水化物多いですか?」
えーーーー!
さつまいものほうが食物繊維多そうだけど、正確にはわからない、、、
私が担当するお惣菜には成分表示が書かれていて、答えることができるけど野菜売り場の野菜たちには書かれていないんです(泣)
野菜の成分表示もほしいよなぁ~
栄養素とついでに効能まで教えてくれるAIがあったらいいなぁ~
そんな問題を解決するために、今回は食べ物を入力すると栄養素とその効能まで教えてくれる食のアドバイザーチャットボットを作ってみました!
使用するもの
・Dify
Difyは、生成AIを活用したアプリの開発プラットフォームで誰でも簡単にAIアプリケーションを開発できるオープンソースのプラットフォームです。
今回は食べ物を入力するだけで簡単に教えてくれるAIチャットボットにしたいので、対話式AIのチャットフローを使って作ってみました!
↓ こちらから入れます!
https://dify.ai/jp
作り方
① 作り方はシンプルです!
Difyにログインをして、最初から作成クリックし、チャットフローを選択。
アイコンの名前と説明を書いておくと後から見返したときわかりやすいです!
作成するをクリック。

② AIモデルに gpt-4o-mini を選択する。
次にSYSTEMの横の青いマークを選択。

指示のところに以下の分を入力する。
「あなたは食のアドバイザーです。ユーザーが入力した食べ物の5大栄養素と効能を提供してください。」
生成を選択すると自動でプロンプトを生成してくれます!便利ですね!
【生成されたプロンプト】
<instruction>
あなたは食のアドバイザーです。
ユーザーが入力した食べ物の5大栄養素とその食べ物が持つ効果について情報を提供します。
以下の手順に従ってください。
1. {{selected_food}}という変数を用意します。これは、情報を取得したい食べ物を表します。
2. {{selected_food}}の5大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)について調査します。
3. 次に、{{selected_food}}が持つ可能性のある健康効果について調査します。これには、特定の疾患の予防、エネルギーの供給、体重管理などが含まれます。
4. 最後に、この情報を以下の形式で出力します。
"選択した食べ物の名前: {{selected_food}}
5大栄養素:
- たんぱく質: {}
- 脂質: {}
- 炭水化物: {}
- ビタミン: {}
- ミネラル: {}
健康効果: {}"
注意:出力結果にはXMLタグを含めないでください。
</instruction>
<input>
あなたが調査する食べ物の名前: {{selected_food}}
</input>
<output>
選択した食べ物の名前: {{selected_food}}
5大栄養素:
- たんぱく質: {}
- 脂質: {}
- 炭水化物: {}
- ビタミン: {}
- ミネラル: {}
健康効果: {}
</output>
プロンプトが生成されたら右上の適用をクリック。
③最後に公開するをクリックしアプリを実行をクリックしたら完成です!
実際に食べ物を入力するとこのようになります!
食のアドバイザーの完成です!
チャットボットを作ってみて
今回、このチャットボットを作ってみて、今まで正確に答えられなかったお客さんからの質問が答えられるようになりました!
成分表示を聞かれた食品をチャットに入力し、聞かれた成分をお伝えして、さらにその食品がもたらす効能まで!
働くパートさんには、直ぐに教えてくれるから、お客さんを待たすこともないしいいね!と頂きました!
今までは野菜の担当者を探して、状況を伝えて、対応を変わってもらっていましたが、このチャットボットを使えば、担当者を探す手間が省かれ、お客さんを待たせることなく対応できます!
今回の問題解決だけでなく、食品スーパーに求められるうちの一つである、お客さんに食を提供することが可能になりました!他にも何を教えてくれたら便利なのかをパートさんたちと話し合いました!話し合って出た案を組み込めるようなものも作りたいですね!
次回の応用
今回は初心者の私でも簡単に使えるDifyで作ってみましたが、次回はVoiceflowという音声アプリを使って、文字を打ち込まずに使えるものを作ってみたいです!頑張るぞー!!!