2023/05/11 追記
Google I/O 2023 にて Bardの日本語対応が発表され、実際に日本語で応答可能であることを確認いたしました。
Bardは研究段階のプロダクトであり、
上記のリンクから、WaitListに登録することで招待をいただくことができます。
私の場合は、WaitList登録から即日で利用が可能となりました。
使ってみた
現時点では、Bardは日本語へは対応しておらず、英語での質問を実施してみました。
Bardはリアルタイムでの情報収集やそれを基にした回答が可能であり、ChatGPTについての質問についても回答いただけました。内容も非常に面白かったので応答結果を下記します。
Q1. ChatGPTについてどう思いますか?
Q2. ChatGPTとBardはどちらが良いものでしょうか?
上記の通り、BardはしっかりとChatGPTとの機能差や活用の機会について差別化できているようです。
実情とあっているかはまだ判定は難しいですが、Bard側から活用の機会提示ができそうであることはそれぞれの強みに繋がっていきそうです。
ChatGPTとの比較
ChatGPTと比較してみました。ChatGPT3.5/4.0(※)を利用しています。
※ OpenAIにおいて、なぜだか有償プランへの支払いができず AIOne にて試させていただきました。
なお、GPT4.0でもリアルタイムの情報は扱えず、Bardについての回答も得られませんでした。
・最新のニュースについて教えてください
・GoogleのBardについて教えてください
Q. JavaでHello Worldを作成してください
2023年4月21日に、Bardにはコード生成、コードのデバッグ、説明など、プログラミングやソフトウェア開発のタスクを支援する機能追加が行われました。
試したところ、メジャーな言語であれば正しい内容が確認できました。実際に参照先として活用できそうです。
・Bard
Q. 数独を作問してください
各AIチャットに何かを生成させてみようと思い、クイズやパズルの出題への対応が面白いと耳にしたので、数独パズルの作成をお願いしてみました。
・Bard
・GPT 3.5
・GPT 4.0
それぞれ異なった回答が得られ、特にGPT 3.5について興味深い出力が得られました。何度も解答の訂正を求めても正しい回答は得られなかったです。Bardは非常に惜しい回答内容でした。
・Bard: 出題の形式にはなってはいないが、数独としては成立している
・GPT 3.5: 出題の形式になっている。数独としては成立していない
・GPT 4.0: 出題してくれない
比較まとめ
メリット
・リアルタイムの情報を扱うことができる
・解答速度が速い
・参照先や詳しい情報などが確認しやすいようにリンク先が提示されている
デメリット
・日本語での質問ができない
・解答が正しくない場合がある
感想
まだまだ研究段階と明記されているように、実際の会話や質問への応答の中で間違っている内容や少しおかしな文章などが見受けられました。
しかしGPT3.5と比べても回答内容に遜色はなく、解答速度やデータソースの提示/リンク先の拡充など勝る点も多く見受けられました。
今後もさらなる洗練や日本語対応が予定されているとのことで、期待して待ち、リリースされ次第試して発信していきたいです。