ChatGPTのタブとメニューにある機能を、名称ごとに引ける形でまとめた。上から読む必要はない。必要な項目だけ拾ってほしい。
情報は2026年8月時点のもの。この領域は変更が速いので、実際の画面と食い違ったら画面のほうが正しい。
索引
| 名称 | 場所 | 一言で |
|---|---|---|
| Chat | ChatGPT > Chat | 通常の会話 |
| Work | ChatGPT > Work | 資料まで作り切る自律エージェント |
| Codex | 左上メニュー > Codex | 開発タスク専門のエージェント |
| Voice | 各タブ内 | 音声で指示・進捗確認 |
| Projects | サイドバー | チャットとファイルをまとめる箱 |
| Plugins | サイドバー | Skillsや外部連携の追加口 |
| Sites | サイドバー | Webサイトの作成・管理 |
| Workspace Agents | 管理者向け画面 | 組織内エージェントの横断管理 |
| Remote | モバイルアプリ | デスクトップのCodexへ遠隔アクセス |
| ChatGPT Classic | 旧デスクトップアプリ | 移行前の環境を維持する選択肢 |
| Atlas | (終了) | 旧ブラウザアプリ |
Chat
場所:デスクトップアプリ左上で「ChatGPT」を選び、上部トグルで「Chat」
できること:質問への回答、調べもの、壁打ち。従来のChatGPTそのもの。
使用例:「このエラーメッセージの意味を教えて」「明日のプレゼンの構成を一緒に考えたい」など、その場のやりとりで完結するもの。
注意点:成果物を作らせたい場合はWork側のほうが向いている。
Work
場所:デスクトップアプリ左上で「ChatGPT」を選び、上部トグルで「Work」
できること:OpenAI自身が「ChatGPT内のエージェント」と説明している機能。目標を複数ステップに分解し、時間をかけて自律的に進め、スライド・スプレッドシート・レポート・Webアプリといった完成品まで作る。
使用例:「先月の営業データを集計して、10枚程度の報告書スライドにまとめて」のように、一問一答では終わらない成果物系のタスク。
注意点:2種類ある。
| 種類 | 挙動 |
|---|---|
| Work Cloud | クラウドで実行。web・モバイル・デスクトップ間で同期する |
| Work Local | デスクトップアプリ内でのみ実行。クラウドタスクは開始できない |
なお、公式ドキュメントに「Agent」という名前のタブは存在しない。「エージェントのタブ」として記憶されがちなのは、大抵このWorkを指している。
Codex
場所:デスクトップアプリ左上のメニューで「Codex」を選択
できること:コードの記述・レビュー・PR作成。ローカルのフォルダ、リポジトリ、ターミナルを直接扱える。worktreeを使った複数タスクの並行実行にも対応する。
使用例:「このリポジトリのCIが落ちている原因を調べて直して」「この関数群にユニットテストを追加して」
注意点:Free・Goを含む全プランに含まれている。プランによって使用量の上限が変わるだけで、有料限定の機能ではない。また、web・モバイルからは直接選択できない(後述のRemoteを参照)。
Voice
場所:各タブ内。基盤はGPT-Live
できること:音声での対話、タスクの開始、進捗確認、複数エージェントの調整。
使用例:手が離せないときに「さっき頼んだリファクタリング、終わった?」と話しかけて進捗を確認する。
注意点:タブによって対応環境が違う。
| 種類 | 対応環境 |
|---|---|
| Voice in Chat | デスクトップのChat、および対応するweb・iOS・Android |
| Voice in Work / Codex | macOS・WindowsのデスクトップアプリとペアリングしたiOSからの遠隔操作 |
Projects
場所:サイドバー
できること:関連するチャット・ファイル・カスタム指示を1か所にまとめる。長期案件で背景説明を毎回やり直さずに済む。
使用例:「この案件のチャットと資料は全部ここに置く」とプロジェクト単位で束ね、指示文にゴールや前提を書いておく。
注意点:全プラン(無料含む)で利用可能。プロジェクトごとのファイルアップロード上限はプランで変わり、Freeが5、Plusが25、Pro・Business・Enterpriseが40。Business・Enterprise・Eduでは同僚とプロジェクトを共有できる。
Plugins
場所:サイドバー > Plugins > Plugin Directory
できること:機能を追加する入り口。この中の「Skills」タブから、再利用したい手順や知識をパッケージ化したSkillを管理する。1つのプラグインにSkill・外部アプリ連携・アプリテンプレートをまとめられる。
使用例:チーム共通の作業手順(Skill)と、それが使う外部ツール連携を1つのプラグインとして配布する。
注意点:Skillsの対象プランはBusiness・Enterprise・Healthcare・Eduと、CodexおよびAPI。個人プランではタブ自体が現れない可能性が高い。詳細は前回記事を参照。
Sites
場所:サイドバー
できること:ChatGPT上でのWebサイトの作成・管理。
注意点:Free・Goプランでは利用不可。公開機能と拡大ベータは、提供開始時点でEEA・スイス・英国では利用できないとされている。
Workspace Agents
場所:管理者向けの管理画面
できること:組織内で稼働している全エージェントを横断的に確認・管理する。Agent ID、直近の活動、接続アプリ、メモリファイル、スケジュール、利用者数などの分析情報を見られる。
使用例:「営業部で使われているエージェントのうち、先週いちばん実行回数が多かったのはどれか」を管理者が確認する。
注意点:名前は似ているが、個人向けのWorkとは対象読者がまったく違う。無料期間は2026年7月6日で終了し、クレジット制の課金に移行している。
Remote(モバイル)
場所:ChatGPTモバイルアプリ内のタブ
できること:ホストのMac等で動いているCodexの作業に、外出先からアクセスする。接続先の状態(プロジェクトのコンテキスト、承認待ち、スクリーンショット、ターミナル出力、差分、テスト結果)がそのまま反映され、質問への回答・作業の軌道修正・操作の承認ができる。
使用例:朝デスクトップから投げておいたCodexタスクの進捗を、移動中に確認して承認だけ済ませる。
注意点:ここでのやりとりは、web・モバイル側の通常のチャット履歴には追加されない。Work Cloudのチャットは普通に同期するので、「Codexだけ挙動が違う」と覚えておくと探し物で迷わない。
ChatGPT Classic
場所:旧デスクトップアプリ
できること:統合前のデスクトップアプリをそのまま使い続ける。モデル更新・バグ修正・セキュリティパッチは提供される。
使用例:既存の運用や設定を崩したくない組織が、移行タイミングを見極めるまで留まる。
注意点:新規に追加されるエージェント機能は、新アプリ限定になる可能性がある。
Atlas(終了)
場所:旧ブラウザアプリ
注意点:2026年8月9日に停止予定とアナウンスされており、本記事執筆時点(8月10日)ではその日付を過ぎている。ブックマーク・開いていたタブ・閲覧履歴は自動移行されないため、移行にはエクスポート作業が必要だった(CookieとパスワードはChatGPTデスクトップアプリへ、ブックマークはChromeへ、それぞれ個別に移す形)。
Atlasが担っていたブラウザ上のエージェント機能は、次の2つに引き継がれている。
- ChatGPTデスクトップアプリの内蔵ブラウザ
- ChatGPTのChrome拡張機能(ページを見ながら質問・要約・タスク開始ができる)
閲覧中のページについて質問する程度ならChrome拡張、フォーム入力や複数ステップの操作まで任せたいならデスクトップアプリの内蔵ブラウザ、という使い分けになる。