「Applibot Advent Calendar 2021」 9日目の記事になります。
前日は @growsic さんの
「[Python]WordCloudで岸田首相の所信表明演説のキーワードを可視化する」という記事でした!
はじめに
アプリボットではナレッジストアと呼ばれる技術書1を集めた書架があり、エンジニアに限らず書籍を借りることができます。
本記事では今年一年のまとめとして、今年本棚に追加された本の感想をインタビューしました。
- どのような内容の本ですか?
- なぜこの本をリクエストしましたか?
- こういう人におすすめ!
の3点について、アプリボットメンバーの声をご紹介します!
仕事ではじめる機械学習
--どのような内容の本ですか?
機械学習をビジネスに活用するにはどうしたら良いか、という時点で機械学習について説明した本です。
多くの場合はソリューションとして機械学習を使う必要性のないなど、目的と手段を取り違えないための示唆が多く含まれています。
--なぜリクエストしましたか?
機械学習を用いた新規事業を考案するにあたり、個別の技術ではなく活用の考え方やフローをしりたいと思いリクエストしました。
-- こういう人におすすめ!
新規事業を考えている人や、機械学習を仕事で使いたいと思っている人にオススメです。
(Sさん)
コンピューターシステムの理論と実装
--どのような内容の本ですか?
コンピューターを理解するにはゼロからコンピューターを作ってみるのが良いという視点で、ハードウェア、ソフトウェア、コンパイラ、OSを順に作っていく本です。
--なぜリクエストしましたか?
エンジニアとしての基礎力を上げたいと思い調べていて、目に止まったのでリクエストしました。
(いざ手に取ってみたら非常にボリュームが多く、早々に脱落しました…)
-- こういう人におすすめ!
「コンピューター」についてもっと知識を深めたいなと思った時にパラパラめくってみる程度でも良いと思います。
オフィスで飲み物を取りに行くついでに、ナレッジストアによって手に取ってみましょう!
(Sさん)
図解即戦力 暗号と認証のしくみと理論がこれ1冊でしっかりわかる教科書
--どのような内容の本ですか?
タイトル通りに暗号と認証についての仕組みと理論を網羅的に解説されている。
図解と章立てで興味ある部分から読み進めることもでき、大変読みやすい。
--なぜリクエストしましたか?
twitter上での評判がよく、言葉だけ知っている状態となっていそうな言葉が多く表紙に書かれていたため。
-- こういう人におすすめ!
暗号と認証周りの技術でなんとなくいろんな言葉は知っているけど、深く理解できていないと感じる人。
本自体は前提知識がなくでも読める部分が多いです。自分に関係が深い箇所から読み、関連がある章へと進んでいくという見方もおすすめです。
(Nさん)
スターティングGo言語
--どのような内容の本ですか?
Go言語をこれから始めようという人向けの本。
Go言語の基本的な構文、特徴的な機能、開発ツールや使用頻度の高いパッケージの使い方など、実際にプログラムを書いてみたい方に必要な知識を解説している。
--なぜリクエストしましたか?
applibotがこれからGo言語の開発を行っていくということと自分自身がGo言語の初心者だったので、初心者がまず手にするのにどの本がいいかをいろんな方に聞いたところこのこの本の名前が多く挙がったためリクエストしました。
-- こういう人におすすめ!
これからGoを学ぼうと思っている人。
(Mさん)
ゲームプログラミングC++
--どのような内容の本ですか?
ゲームエンジンがよしなにやってくれているゲームプログラミングの基礎の部分をしっかり学ぼう、という本。
--なぜリクエストしましたか?
ゲームのクライアント部分を基礎からしっかり形から入って理解してみたかった。
-- こういう人におすすめ!
C++の文法の文法と標準ライブラリの機能がある程度わかる人(自分は全然わからなかったので厳しかったです)。
(Sさん)
SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意――メタスキル、学習、心理、リーダーシップ
--どのような内容の本ですか?
スクラムマスターだけでなく、組織のリーダーのための組織形成のガイドブックです。
組織形成の第一歩に相応しい内容の本です。
--なぜリクエストしましたか?
所属しているプロジェクトでチームビルドが盛んに行われており、会社として教科書のようなものが欲しかったのでリクエストしました。
-- こういう人におすすめ!
マネジメントに興味がある人、組織でマネジメントをする人、マネジメントされる人に読んでいただきたいです。
(Kさん)
ゲームデザインバイブル
--どのような内容の本ですか?
ゲームデザイナー向けの本として10年以上も支持されていると知り、購入しました。
ゲームデザイン上の重要なテーマについて網羅性があり、触れてこなかったテーマについて考察するのが楽しかったです。
-- こういう人におすすめ!
開発フェーズのディレクターやプランナーの方に特におすすめの本です。
(Oさん)
おわりに
技術書の紹介でした。
密度の高い情報に触れること、そしてそれをチームメンバーに共有することは自分やメンバーの成長のためにとても有用なことだと思います。
気になった本があればぜひ読んでみてください!
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定義が難しいところですが、特定の技術スタックに関する本や、ソフトウェア工学的なもの、マネジメントやチームビルディングに関するもの、一部ビジネス書などがあります。 ↩