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AWS re:Invent2025で発表された新サービス・新機能を整理してみた

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Last updated at Posted at 2026-03-14

AWS re:Invent 2025に現地参加してきました。
今回も新サービス・新機能、非常にワクワクする内容でしたね!
本記事では発表された新サービス・新機能を概要レベルで整理してみました。

参考資料
AWS Black Belt Online Seminar - AWS re:Invent 2025
 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/2025-12-reinvent2025-aws-blackbelt/

1. 基盤モデル (Amazon Bedrock / Nova 2)

  • Amazon Nova 2 モデルファミリー (Lite/Pro/Sonic/Omni)
    • AWSが開発した次世代基盤モデル。コスト効率のLite、高性能なPro、0.1秒以下の応答を可能にする音声モデルSonic、マルチモーダルなOmniと、用途に合わせて選択可能。
  • Amazon Nova 2 Forge (GA)
    • 基盤モデルに独自のデータと強化学習(RL)を組み合わせて、自社専用の高度なモデルをセキュアに構築できるフルマネージド環境。
  • Amazon Nova Multimodal Embeddings
    • テキスト、画像、動画を共通の数値列(ベクトル)に変換。メディアデータの高度な検索や分類を実現。
  • Model Distillation (モデル蒸留)
    • 高性能な大型モデル(教師)の推論結果を用いて、軽量な小型モデル(生徒)を効率よく学習させる機能。精度を維持しつつコストと遅延を大幅削減。
  • Amazon Bedrock Reinforcement Fine-tuning (RFT)
    • 特定のタスクに対して「報酬」を定義することで、強化学習を用いてモデルの振る舞いを最適化する機能。

2. AIエージェント基盤 (AgentCore / Strands)

  • Amazon Bedrock AgentCore
    • エージェントを単なる試作で終わらせず、商用環境で大規模に運用するための共通基盤。
  • Memory (Episodic)
    • 過去の対話履歴から「エピソード」を記憶し、ユーザーの好みや文脈に基づいた一貫性のある対応を実現。
  • Evaluations
    • 正確性、安全性、有害性など13種類の評価指標を用いて、エージェントの品質を自動スコアリング。
  • Policy
    • 「返金は100ドルまで」といったビジネスルールを自然言語で記述し、エージェントの行動を統制(ガードレール)。
  • Strands SDK:
    • 複数のエージェントを連携させるためのオープンソースSDK。TypeScriptサポートとエッジデバイス(スマホ/PC)対応が追加され、オフライン動作も可能に。

3. 特化型「フロンティアエージェント」 (Preview)

  • Amazon Nova Act (GA)
    • WebブラウザのUI操作をAIが代行。従来困難だった「画面を見て操作する」ワークフローを高い信頼性で自動化。
  • Kiro (Autonomous Development Agent)
    • 開発用エージェント。自然言語の指示から、コードの修正、テスト作成、デプロイまでを自律的に遂行。
  • AWS Security Agent
    • セキュリティの専門家のように振る舞い、コードのスキャン、脆弱性診断、侵入テストを自動で実行。
  • AWS DevOps Agent
    • インフラの構成を理解し、障害発生時のアラート分析、根本原因の特定、復旧作業を自律的にサポート。

4. コンピューティング・専用チップ

  • AWS Graviton5 (Preview)
    • 第5世代の自社開発プロセッサ。性能25%向上、キャッシュ5倍、DDR5対応。あらゆるワークロードのコスパを底上げ。
  • AWS Trainium 3 / UltraServers
    • 144個のチップを相互接続した巨大なAIサーバー。前世代比4.4倍の性能で、大規模言語モデルの学習を加速。
  • AWS Lambda Managed Instances (GA)
    • Lambdaの運用モデルでEC2を実行。GPUなどの専用ハードウェアが必要な処理をサーバーレスの手軽さで利用。
  • Swift on Server
    • Amazon Linux 2023向けにSwiftの公式サポートを開始。モバイルアプリと同じ言語でサーバーサイドも開発可能に。
  • Ocelot (量子チップ)
    • 量子エラー訂正のコストを劇的に下げる新型チップ。量子コンピュータの実用化に向けた重要な一歩。

5. ストレージ・データ

  • Amazon S3 オブジェクト上限拡張 (50TB)
    • 単一オブジェクトの容量が5TBから50TBへ。分割不要で巨大なデータセットをそのまま扱える。
  • Amazon S3 Batch Operations 高速化
    • オブジェクトの一括処理性能が10倍向上。ペタバイト級のデータ操作も短時間で完了。
  • Amazon S3 Tables 強化
    • Apache Iceberg形式のテーブルにおいて、ライフサイクル管理やリージョン間の自動複製に対応。
  • Amazon S3 Vectors (GA)
    • S3上のデータに直接ベクトルインデックスを作成。検索のたびにデータを移動させる必要がなくなり、構成が簡素化。
  • Database Savings Plans
    • RDSやAuroraなど複数のDBサービスにまたがって適用できる、柔軟なコスト削減プラン。

6. セキュリティ・運用

  • Amazon Q Developer Transform
    • エージェント型AIがレガシーなコードを解析し、最新のJavaやNode.js等へ自動で移行・変換を支援。
  • CloudWatch Unified data store (GA)
    • ログ、セキュリティ、コンプライアンスのデータをS3 Tablesに統合。数テラバイトのログからも高速なクエリが可能。
  • Amazon GuardDuty / Security Hub 強化
    • EC2/ECSの脅威検出サポート、およびSecurity Hubの機能を大幅刷新(旧版はCSPMに改称)。

最後に

今回の発表の中でも、「AWS DevOps Agent」や「AWS Security Agent」の登場には、運用の自動化がいよいよ次のフェーズに来たという確信を持ちました。

これまでの運用自動化は、あらかじめ人間が定義したルールやスクリプトを走らせる、いわば「定型作業の自動化」が中心だったと思います。しかし、今回発表されたエージェントたちは、システム構成そのものを自ら理解し、障害発生時に根本原因を特定したり、脆弱性診断を自律的に実行したりする能力を持っています。

この「システムを理解して動く」エージェントが登場したことで、これまで人間が時間をかけて判断・調査していた運用作業が、エージェントによって劇的に効率化される日が来ると思いました。

こうした技術をいち早く取り入れて自分自身のスキルのアップデートも続けていきたいと強く感じた re:Invent でした!

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