はじめに
AWS Japanが主催するハッカソン型プログラム「ANGEL Dojo 2025」に参加しました。3ヶ月間という限られた期間で、企画から開発、プレゼンテーションまでを経験できた非常に貴重な機会となりました。
また、弊社がANGEL Dojoに参加して初めて頂上決戦まで勝ち進むことができたというところで、本記事では、ANGEL Dojoでの経験と、そこで得られた学びを参加者目線で共有させていただきます。
ANGEL Dojoについて詳しくは以下をご確認ください!
ANGEL Dojoとは?
ANGEL Dojo(AWS Next Generation Engineers Leaders Dojo)は、 「AWSで日本を元気に!」 というテーマのもと、実課題解決と企業の内製化支援を目的とした3ヶ月間のハッカソン型プログラムです。
プログラムの特徴
今年度のANGEL Dojoは、従来の技術力向上に加えて、ユーザー企業とパートナー企業の共創を重視した構成となっていました。参加チームは、ユーザー企業とパートナー企業が混成したチーム編成で、お互いの強みを活かしながら実課題に取り組みました。
活動スケジュール
プログラムは以下のような流れで進行しました:
1ヶ月目:企画フェーズ
- Working Backwardsの手法を学習
- プレスリリース形式での企画立案
- ユーザーペルソナの分析と課題の定義
2~3ヶ月目:設計・開発フェーズ
- アーキテクチャ設計
- プロトタイプ開発
- アジャイル・スクラム開発の実践
- AWS Well-Architected Frameworkに基づいた設計レビュー
最終発表会と頂上決戦
- 全チームによる成果発表
- ビジネス面と技術面での評価
- 上位4チームによる頂上決戦
期間中は、AWS Japanから多数の講義やワークショップが提供され、「アジャイル・スクラム」「モブプログラミング」「プレゼンテーションスキル」など、実務に直結する内容を学ぶことができました。
私たちのチームの成果
開発したサービス
私たちのチームは、SafeTalkというハラスメント防止機能付きのチャットツールを作成し、上位4チームとして頂上決戦に進出することができました![]()
詳細はAWS JapanのYouTubeをご覧ください。
学び
ANGEL Dojoでの3ヶ月間は、技術面だけでなく、チーム開発やプロジェクトマネジメントにおいても多くの学びがありました。
また私自身、業務上開発フェーズをほとんど経験していなかったのもあり新鮮な体験も多かったです。
1. スコープ管理
限られた期間で成果を出すために、MVP(Minimum Viable Product)の考え方を徹底しました。
- 完璧を目指さず、まず動くものを作ることの重要性
- 機能の優先順位付けと、大胆な機能の切り捨て
- プレゼン期限からの逆算によるスケジュール管理
- 中間発表でのフィードバックを活かした改善
この経験を通じて、「何を作るか」と同じくらい「何を作らないか」を判断する重要性を学びました。
また、プログラム期間内の講義で学んだ「Working Backwards」の考え方が基準となりチーム内の共通認識として役立ちました。
2. AWSサービスやAIの実践的活用
普段の業務で、AWSサービスやAIに触れる機会は少なくないですが、やはりモダンなサービスを使う良い機会となりました。
(なかなか一般提供開始がされても案件等で使えるサービスは限られてますからね...)
触れたサービス(一部)
- AWS Amplify
- Amazon Aurora Serveless v2
- Amazon Q Developer
- Amazon Bedrock
- Amazon S3 Vectors
3. 見せ方の重要さ
ANGEL Dojo期間内では中間発表・最終発表・頂上決戦と計3回のプレゼンテーションの機会がありました。
私たちのチームはもちろんサービスとしてより良いものを作るという前提で活動していましたが、発表においても注力していました。
伝え方によっては、せっかく良いものを作っても、聞く人が理解できない・印象に残らないということがあることを学びました。
今回、私たちのチームが頂上決戦へ進出で来たのは最終発表のプレゼンテーションにも時間をかけてチームメンバー全員が納得する方法を模索したことも要因であると考えています。
これから参加する方へ
ANGEL Dojoへの参加を検討されている方に、経験を踏まえた意識することなどをお伝えします。
事前準備
心構え
- 参加を迷っていたらまずは上長や過去の参加者に相談
- 分からないことは積極的に質問する勇気
- チームメンバーとの協力を惜しまない姿勢
プログラム中に意識すべきこと
-
MVP思考を徹底する
- 最初から完璧を目指さない
- まず動くものを作り、段階的に改善
-
コミュニケーションを大切に
- 進捗や課題は早めに共有
- 困ったときは一人で抱え込まない
- チーム内での学び合いを積極的に
- 共通の目的・認識を合わせる
-
提供される講義を最大限活用
- AWS Japanからの講義は実践的で有益
- 学んだ内容はANGEL Dojo内で実践
得られるもの
ANGEL Dojoに参加することで、以下のような成長が期待できます:
- 技術力:AWSサービスの実践的な知識と経験
- 開発力:企画から実装までの一気通貫の経験
- チーム力:異なる企業のメンバーとの協働経験
- 人脈:同じ志を持つ仲間との出会い
- 自信:3ヶ月でやり遂げた達成感
特に、「内製化」や「クラウド活用」に関心のある方、チーム開発の経験を積みたい方には、非常に価値のあるプログラムだと自信を持っておすすめできます。
また、普段の業務とは異なり、年代の近いメンバーで企画・開発を進めることができるため意見や質問は比較的気軽にできる場だと感じました。
おわりに
ANGEL Dojo 2025への参加は、私にとって非常に濃密で貴重な3ヶ月間でした。技術面での成長はもちろん、チーム開発の難しさと楽しさ、そして「ものづくり」の本質的な部分を学ぶことができました。
特に印象的だったのは、企業間で垣根を越えて協力し、共通の目標に向かって進む「共創」の価値です。今後の業務においても、この経験を活かし、お客様と一緒により良いものを作っていきたいと考えています。
AWS Japanをはじめ、チームメンバー、そして関わっていただいた全ての方々に感謝いたします。本当にありがとうございました!
参考リンク
