Vimのリリースされたpatchの説明です。
(8.2.2560 ~ 8.2.2681)
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
Vim9 scriptの実装/仕様変更/不具合修正も頻繁におこなわれています。
- runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
-
8.2.2675:
'autoshelldir'
を追加しました。オンの場合、端末ウィンドウで実行されているシェルのディレクトリを変更するたびに、Vimはカレントディレクトリを変更します。(関連patch: 8.2.2676, 8.2.2678) -
8.2.2667:
prop_find()
の第1引数{props}にエントリー'both'
を追加しました。このエントリーに1を指定した場合は、'id'
と'type'
の両方に一致するテキストプロパティを検索します。 -
8.2.2662:
起動引数に
--not-a-term
が指定された場合はエスケープシーケンスを抑制するようにしました。 -
8.2.2658:
:for
が文字列引数を受け付けるようにし、文字単位で繰り返し処理ができるようにしました。(関連patch: 8.2.2659, 8.2.2661, 8.2.2736) -
8.2.2638:
:echoconsole
を追加しました。テスト用です。 -
8.2.2634:
'tagfunc'
に指定する関数の第2引数{flags}に'r'
フラグ指定を追加しました。指定時は第1引数{pattern}がタグ検索パターンとして解釈されます。 -
8.2.2607:
strcharpart()
に第4引数{skipcc}を追加しました。1を指定した場合は合成文字を無視します。 -
8.2.2606:
strcharlen()
を追加しました。引数の文字列長を返します。strchars()
と異なり、合成文字を無視します。 -
8.2.2598:
Vim9: Vim9 script内では
:open
を非サポートとしました。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
-
8.2.2563:
'fillchars'
にマルチバイト文字を指定できるようにしました。(関連patch: 8.2.2633) -
8.2.2560:
'winminheight'
の設定に'tabline'
が考慮されていない件を修正しました。
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
![]() |
新機能、大幅な仕様変更 |
![]() |
Vim開発者向けの追加、変更 |
'hoge' |
オプション (:h options 参照) |
:hoge |
Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() |
組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge |
Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge |
feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。