Vim patchダイジェスト [2018/05]
(8.0.1781 ~ 8.0.1850, 8.1.0000 ~ 8.1.0026)
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8.1.0022: expressionレジスタ(
:h "=
)が繰り返された("=<CR>
)場合はレジスタを再評価するようにしました。 - runtimeファイル更新: helpファイルの更新、todo.txtの更新、その他。
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8.1.0020:
reg_executing()
とreg_recording()
を追加しました。レジスタの実行中状態および記録中状態を取得できます。(:h complex-repeat
) -
8.1.0019: 関数の結果のインデックスでlambdaを定義するとエラー
E695
が発生する件を修正しました。 -
8.1.0018:
gn
コマンドが間違ったテキストを選択する場合があるのを修正しました。 - 8.1.0017: shellコマンドの補完で補完候補が重複することがあるのを修正しました。
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8.1.0016:
term_wait()
がクラッシュする可能性があったのを修正しました。 -
8.1.0011:
maparg()
およびmapcheck()
はマッピングが空の時と存在しない時で区別がつかなかったのを改善しました。マッピングが空(右辺が空)の場合は"<Nop>"
を返すようにしました。 - runtimeファイル更新: 主に日本語関連の翻訳ファイルの更新。
- 8.1.0001: netrwプラグインが動かなくなっていた件を修正しました。
- Vim 8.1 release:
- runtimeファイル更新: todo.txt更新、version8.txt更新、その他。
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8.0.1848:
'termwinscroll'
が正しく動作していなかった件を修正しました。 - 8.0.1846: Pythonインタフェースがlldbに非対応だった件を修正しました。。
- 8.0.1842: ポップアップメニューがterminalウィンドウ内でクリアされない件を修正しました。
- runtimeファイル更新: todo.txt更新、その他。
- 8.0.1838: terminalウィンドウでTerminal-Normalモードに移行した時にカーソルが変な位置に移動する事がある件を修正しました。
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8.0.1837: 1文字のcmdline abbreviation(
:cabbrev
)が'<,'>
の後だとトリガされない件を修正しました。 - 8.0.1836: バッファ切り替え時にそのバッファが別のウィンドウで開かれていると、(バッファローカルな)ウィンドウオプションが最新にならない場合があったのを修正しました。
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8.0.1835: プリント(
:hardcopy
)のドキュメント名がマルチバイトに対応していなかった件を修正しました。 -
8.0.1833: X11:
:echo 3.14
がE806
になる件を修正しました。Vimの内部で環境変数LC_NUMERIC
をC
に設定します。 -
8.0.1832:
:unlet
で環境変数を削除できるようにしました。 -
8.0.1831: quickfixのタイトルの先頭に正しくない
:
が付くことがある件を修正しました。 -
8.0.1829: Windows: ディレクトリ名が
!
で始まるファイルをvimdiffが正しく扱えない件を修正しました。 -
runtimeファイル更新:
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xml用の再整形プラグイン(autoload/xmlformat.vim)が追加されました。ファイルタイプ毎に
'formatexpr'
を設定するためのガイドラインを策定しました。:h format-formatexpr
を参照下さい。 - helpファイル、todo.txt、その他更新。
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xml用の再整形プラグイン(autoload/xmlformat.vim)が追加されました。ファイルタイプ毎に
- 8.0.1820: terminalウィンドウで標準出力をリダイレクトしていると標準エラー出力が表示されない件を修正しました。(関連patch: 8.0.1823)
- 8.0.1819: 存在しないディレクトリ下のファイル編集時に他に同じファイル名のものを編集しているとswapファイルの警告を出していたのをやめました。
- 8.0.1818: terminalウィンドウを使用すると、行削除が間違ったバッファからおこなわれることがある件を修正しました。
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8.0.1817:
timer_start()
がv:count
を予期せず更新してしまう件を修正しました。 -
8.0.1814: terminalウィンドウと
'lazyredraw'
の組み合わせでクラッシュすることがある件を修正しました。(関連patch: 8.0.1815) - 8.0.1813: Windowsのインストーラがterminal debuggerプラグインをインストールしていない件を修正しました。
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8.0.1804: terminalウィンドウで
:normal
が問題を引き起こす件を修正しました。 - 8.0.1801: Windows: terminalの出力のリダイレクトが機能しない件を修正しました。
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runtimeファイル更新:
- helpファイルの更新。(UTF-8化されていなかった残りのファイルもUTF-8化されました)
- Todo更新。その他。
- 8.0.1797: ターミナルウィンドウでスクロールを繰り返した時に再描画が頻繁におこなわれる件を修正しました。。
- 8.0.1796: フォーカスがterminalウィンドウ内にあるときにタブをクリックすると失敗する件を修正しました。
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8.0.1795: ジョブ実行中に
:gui
でforkするとジョブとの接続が絶たれる件を修正しました。 -
8.0.1794: 8.0.1743でリネームされたterminalウィンドウ系のオプション名(
'termwinsize'
,'termwinscroll'
,'termwinkey'
)の旧オプション名('termsize'
,'terminalscroll'
,'termkey'
)を削除しました。(関連patch: 8.0.1743) -
8.0.1792: コマンドライン引数に
-?
を追加しました。--help
や-h
と同様にUsageを表示します。 -
8.0.1790:
:close
が'winfixwidth'
や'winfixheight'
の設定を尊重しない場合があるのを修正しました。 -
8.0.1787: コマンドラインモードの
CTRL-R_CTRL-L
でカーソル行を挿入するようにしました。 - 8.0.1783: Windowsコンソール版Vimに256色対応を追加しました。
-
8.0.1782:
getqflist()
の戻り値のリストの各辞書とsetqflist()
の第1引数のリストの各辞書にmodule
エントリを追加しました。また、'errorformat'
の基本項目に%o
を追加しました。%o
の情報はgetqflist()
のmodule
エントリに設定されます。 - 8.0.1781: quickfixウィンドウを開く時にファイル名を短縮化/単純化するようにしました。
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
'hoge' |
オプション (:h options 参照) |
:hoge |
Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() |
組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge |
Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge |
feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。