Vimのリリースされたpatchの説明です。
(9.0.2190, 9.1, 9.1.0001 ~ 9.1.0067)
新機能、大幅な仕様変更には、が付いています。
runtimeファイルも直接commitされるようになりました。ただ、数が多いので基本的にはここでは取り扱わないことにします。
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9.1.0065:
CompleteChanged
イベントがトリガー時にVimがクラッシュする件を修正しました。 -
9.1.0064:
Wayland UIをサポートしました。
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9.1.0061:
ビジュアルモード選択時のハイライトにて文字が読みにくくなることがあるのを改善しました。(関連patch: 9.1.0068)
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9.1.0059:
WinNewPre
イベントを追加しました。ウィンドウが作成される前にトリガーされます。 -
9.1.0058:
GTK:
<D-Key>
を使用して GTK のスーパーキーのマッピングを有効にしました。 - 9.1.0050: 8.2.4803 の修正内容が最適ではないため、インターナショナルなキーボードで問題が発生していた件を修正しました。(関連patch: 8.2.4803, 9.1.0051, 9.1.0053, 9.1.0057)
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9.1.0046:
:drop
が空のバッファを再利用していない件を修正しました。 -
9.1.0030:
端末の代替フォントの使用をサポートしました。
:highlight
にcternfont=
指定を追加し、termcapオプション't_CF'
を追加しています。(:h highlight-ctermfont
) -
9.1.0029:
TermResponseAll
イベントを追加しました。t_RV
および他の端末応答を受信した後にトリガーされます。 -
9.1.0027:
foreach()
を追加しました。{expr1} の各項目に {expr2} を適用します。 -
9.1.0016: デフォルトのdiffハイライトが派手なのを直しました。diffハイライトグループの既存のもの(Diff*)を削除し、新たに
Added
/Removed
/Changed
を追加しました。(関連patch: runtime(diff): Update default links, runtime(colorschemes)) - 9.1.0011: 正規表現で合成文字がマッチしない件を修正しました。(NFA, BT共)
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9.1.0010:
'keymap' の補完をサポートしました。
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9.1.0009:
matchstrlist()
とmatchbufline()
を追加しました。前者は、{list} 内の {pat} にマッチする文字列のリストを返します。後者は、{buf} 内の {pat} にマッチする行のリストを返します。 -
9.1.0005:
OpenVMS:
python3
とxterm_save
機能を有効にしました。 -
Vim 9.1 リリース:
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
![]() |
新機能、大幅な仕様変更 |
![]() |
Vim開発者向けの追加、変更 |
'hoge' |
オプション (:h options 参照) |
:hoge |
Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() |
組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge |
Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge |
feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。