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EFSとは?

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初めに:star2:

先日はブロックストレージサービスである、EBSについて書かせて頂きました。
EBSの学習をされる際に、セットで出てくるのが今回ご紹介させて頂く「EFS」です。
聞いた事ある人も多いのではないでしょうか?

EBSと何が違うの?特徴って何?など解説させて頂きます。

EFSとは?

EFSとは、NFSをサポートするファイルストレージサービスです。
EC2インスタンスから、EFSファイルシステムをマウントして使用していきます。

※用語解説:thumbsup_tone1:
・ファイルストレージ
 データをファイルやフォルダ単位で階層構造として管理するストレージ

・NFS(Network File System:ファイル共有プロトコル)

・マウント
 ストレージなどをOSに認識させて利用可能にすること

マウント方法

EBSでは、複数インスタンスからの同時アクセスや他AZからのアタッチは
出来ませんでしたね:no_good:

しかし

EFSでは、複数EC2インスタンスからアクセスと他AZからのアクセスが可能です!
スクリーンショット 2024-04-03 17.26.49.png

じゃあどっちを使っていけばいいの?と疑問が...
そちらに関してもまとめていきます!

EFSの特徴

項目 内容
可用性 複数のAZにまたがっているので、
特定のAZに障害が発生しても他のAZでサービスが継続できる。
AWS Backupがデフォルトで有効になっている。
安全性 デフォルトで保管時のデータ暗号化が有効になっている
排他制御 NFSを使用した場合、ロック機構(排他制御)が使用されている。
容量のスケーリング 保存したデータ量に伴って自動的にスケーリング(拡張・縮小)

ユースケース

EFS
項目 内容
WEBアプリの共有 複数のWEBサーバーが同じファイルや画像に
アクセスする必要がある場合
データ共有 データを共有するアプリケーション
ログファイル 複数のEC2インスタンスが同じログファイルに
書き込む必要がある場合
バックアップ 複数のバックアップジョブが同じバックアップストレージに
アクセス可能
EBS
項目 内容
DB DBファイルやログファイルなどの永続ストレージとして使用
ブートストラップ EC2インスタンスのブートストラップボリュームとして使用
高可用性 スナップショットを使用して定期的に
バックアップし高可用性を確保

つまり...

スクリーンショット 2024-04-03 17.56.34.png
複数のEC2インスタンスを使用していたり、自動的なスケーリングをしたい時は、

EFS

特定のEC2インスタンスに固有のデータを保存したり、手動でスケーリングしたい時は、

EBS

最後に

今回、EFSとEBSについて学習をしてみて、どの場面で使用したらいいのか?という疑問が少し解消出来たと思います。
似た様な言葉が多く、頭が混乱してくる時もありますが、一つずつ整理していきたいと思います!

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