初めに
今回はEBSのバックアップで出てくるスナップショットについて書いていきます。
スナップショットとは?
EBSで利用されているバックアップ機能の事です。
※前回、EBSに関してまとめてみました。ぜひご参考に!
(図解)
バックアップされたデータはS3に保存されます。この領域に関してはAWS管理なのでユーザーから見る事ができないです。
仕組み
次にどういった仕組みでバックアップを取得しているのか、解説させて頂きます。
簡潔に言いますと、差分(変更点)をバックアップとして保存していくイメージです。
(図解)
通常のコピーですと、全てのデータをコピー・保存をしていきます。(ファイルコピーなど)
ただ、スナップショットは、上記の図解のように、2回目以降は1回目との差分のみを保存しています!
(変更されていない部分は、過去データを参照する)
メリットとデメリット
【メリット】
1.容量が小さくて済む。
2.短時間で取得が可能
【デメリット】
1.過去のスナップショットが必要
→変更されていないデータは元データや過去のスナップショットからになる。
2.ディスクの故障でデータが失う可能性有り
※過去の操作時のデータには戻れるが、データ喪失に対する対策にはならない。
活用例
・データ分析
・画像
・暗号資産... など
一時的なものを保管する際に活用されています。
最後に
今回はスナップショットに関して解説させて頂きました。
データを丸ごとコピーをしないので、少ない容量で済むのと、短時間で取得出来ます。
ただ、差分のみの保存のため、元データが紛失してしまうとデータの復元が出来ないので注意しましょう!