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HCL Notes 12 の高度なプロパティボックス

Last updated at Posted at 2021-12-31

アイディアポータル

HCL Notes/Domino の機能改善リクエストを投票する Product Idea Portal に寄せられたアイディアが次々と実現されています。
今回は HCL Notes クライアントの新機能で高度なプロパティボックス(Advanced Properties)が 12.0.1 から追加されたので試してみました。

Advanced Properties

機能改善の要望は、プロパティボックスのサイズを大きくできるようにして欲しいというものでした。
Enlarge the document properties window in Notes, or make it resizable.
2021-12-31_15-13-06.png
実際に Notes 12.0.1 Standard 版で採用された機能を確認してみました。

  • プロパティボックスの新しいデザイン
  • プロパティボックスのサイズを変えられる
  • アイテムや値を検索できる
  • 値をコピーする
  • 値をCSV形式でコピーする

起動方法

今までのプロパティボックスとは、別の機能として実装されています。
呼び出し方は、ファイルメニューやビューで右クリックから Advanced Properties の各項目を選択します。2021-12-31_15-09-42.png

ちなみにショートカットキーで Document Propaties は以下の様に呼び出します。
Windows ショートカットキー

  • Ctrl+Alt+L:高度なプロパティボックス(文書プロパティ)
  • Alt+Enter:今までのプロパティボックス

Mac ショートカットキー

  • command⌘+option⌥+L:高度なプロパティボックス(文書プロパティ)
  • option⌥+Return:今までのプロパティボックス

便利な点

今までのプロパティボックスより大きく、サイズが可変になったことで調べやすさが格段にあがっただけではなく、値の検索が軽快で間違いも防げていい感じ。2021-12-31_15-13-46.png
クリップボードに CSV 形式でコピーできるので、表計算ソフトに持ち込んで調べるのもかなり楽になると思います。

注意が必要な点

Advanced Properties - Profile Documents というメニューが追加されて、ユーザーから簡単に見える様になってしまったので、今まで開発者のみの特権として様々な変数の格納場所として使われていたプロフィール文書へ苦労せずにアクセスできる様になってしまいました。
エンドユーザーに見せたくない値を格納しているアプリは注意が必要です。

まとめ

この機能をさわった最初の印象としては、とても使いやすい NotesPeek ができた感じでした。プロパティの一覧をクリップボードにコピーできる機能がとても使いやすくて、想定外のアプリケーションの挙動が起きたときの調査にも活かせそうです。
アイディアポータルに寄せられた機能改善リクエストがオリジナルの要望を越えた機能で搭載されるのはとてもいい傾向だと思います。
これから欲しい機能ができたら、アイディアポータルに投稿するだけではなく人のアイディアを検索して投票することが実現に近づくので、積極的に活用して製品を活性化させたいですね。

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