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@h19e

AmazonLinux2でLaravelの開発環境構築

AWSでLaravelの開発環境を構築して行きたいと思います。

前提条件として、
すでにAWSでアカウントは作成済みとしています。
また、簡単なWEBアプリケーションは作成したことがある方を対象としています

EC2の起動

まずは、AWSのコンソールからEC2を起動します。
「インスタンスの作成」をクリックすると、Amazon マシンイメージ(AMI)の選択画面になるので、Amazon Linux 2 AMI (HVM),SSD Volume Type を「選択」します。

次にインスタンスタイプの選択画面になるので、好きなインスタンスタイプを選択します。t2.microが無料利用枠の対象なので、利用できる方はこちらのタイプが良いかと思います。
私は開発環境での利用なので、今回 t3.nano を選択しました。

インスタンスの詳細の設定については、基本的には自由に設定できますが、よくわからなければ一旦全てデフォルトのままでも問題ないかと思います。
私は、そこまで頻繁に利用しない開発環境ということもあるので、スポットインスタンスのリクエストにチェックを入れて、費用を安く抑えています。スポットインスタンスは、費用を安く抑えられる反面、連続稼働を保証していないので、本番環境ではお勧めできませんので注意ください。

ストレージの追加も任意ですが、ルートの8GiBのみで進みます。

セキュリティグループの設定は、一旦最小限のセキュリティグループを作成します。

タイプ プロトコル ポート範囲 ソース
SSH TCP 22 マイIP (ご自身の接続IP)
HTTP TCP 80 カスタム 0.0.0.0/0,::/0

ターミナルへのログインのために、SSHのポートをご自身のIPで設定。
HTTPは、どこからでも閲覧可能なように設定。自分しか確認できないようにしたい場合は、HTTPのソースについてもマイIPを設定してください。

最後に、ログイン用のキーを生成して終了です。

EC2の初期設定

EC2が起動したら、ec2-userとしてログインしてみましょう。
作成したキーを .ssh/ 以下に配置しておきます。

ssh ec2-user@ec2-**-**-**-***.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com -i ./.ssh/(秘密キー)

Laravelをセットアップする前に、ざっとEC2の設定を行います。

とりあえず、パッケージを最新に更新

$ sudo yum update -y

ec2-userのままでも良いですが、実際に利用するユーザーを作成
ユーザー名をいつも利用しているユーザー名を利用してください。説明では munakata として進めます。

$ sudo su -
# useradd munakata
# passwd munakata
# usermod -G wheel munakata

munakata に sudo権限を付与します。

# visudo

root以下に追加

visudo
## Allow root to run any commands anywhere
root    ALL=(ALL)       ALL
munakata    ALL=(ALL)       ALL

munakataのホームディレクトリ(/home/munakata) 以下の
.ssh/authorized_keys に公開鍵をセット。

すでにご自身の公開鍵はお持ちかと思いますが、まだない方は作成してください。
SSHキー等で検索すれば、いくつか情報が出てくるかと思います。

一応、権限を記載しておきます。

権限 パス
700 ~/.ssh
600 ~/.ssh/authorized_keys

これで、munakataユーザーでログインする準備は完了です。
一度ログアウトして、実際に新しいユーザーでログインしてみましょう。

ssh munakata@ec2-**-**-**-***.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com -i ./.ssh/(munakataの秘密キー)

ローカライズ設定を行います。

タイムゾーンを日本時間にセット

/etc/sysconfig/clock
$sudo vim /etc/sysconfig/clock

ZONE="Asia/Tokyo"
UTC=false

反映には再起動が必要なので、とりあえず日本時間にセット

$ sudo cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

日本語設定

/etc/sysconfig/i18n
$ sudo vim /etc/sysconfig/i18n

LANG=ja_JP.UTF-8

ここまでで、ざっとEC2の初期設定が完了です。

必要なパッケージのインストール

ここからは、AmazonLinux2でLaravelを構築するために必要なパッケージをインストールしていきます。
なるべく特殊なことはせず、ある程度AWSで用意された標準的なもので構築したいと思います。

WEBサーバーとして、apache2.4 、PHPのバージョンは、PHP7.3 を使用します。

いきなりですが、AmazonLinux2で、yumを利用してPHPをインストールするとPHP5になってしまいます。
AmazonLinuxでは、yum install php72 でPHP7.2をインストールできたのですが、AmazonLinux2には用意されていません。
その代わりに、Extra Library が用意されているようです。
Extra Library は、amazon-linux-extras で利用可能です。

php7.3をインストールしてみます。

$ sudo amazon-linux-extras install php7.3

一緒に必要なパッケージもインストールされます

php-cli.x86_64 7.3.6-1.amzn2.0.1 @amzn2extra-php7.3
php-common.x86_64 7.3.6-1.amzn2.0.1 @amzn2extra-php7.3
php-fpm.x86_64 7.3.6-1.amzn2.0.1 @amzn2extra-php7.3
php-json.x86_64 7.3.6-1.amzn2.0.1 @amzn2extra-php7.3
php-mysqlnd.x86_64 7.3.6-1.amzn2.0.1 @amzn2extra-php7.3
php-pdo.x86_64 7.3.6-1.amzn2.0.1 @amzn2extra-php7.3

確認してみましょう。

$ php -v 

amazon-linux-extras でパッケージをインストールすると、拡張モジュールに関しては、yumを使って適切なパッケージをインストールしてくれるようになります。便利ですね!

実際にインストール可能な拡張モジュールを確認してみましょう。

$ sudo yum list php* | grep php7.3

必要な拡張モジュールをインストールしていきます。必要に応じて各自検討ください。
php-xmlは、Laravelインストール時に、phpunitのインストールに必要になるようなので、事前にインストールしておきましょう。

$sudo yum install php-mbstring php-pecl-memcached php-gd php-apcu php-xml

次に、apache2.4をインストールします。

AmazonLinuxの場合は、2.4系を入れる場合は、 httpd24 でしたが、AmazonLinux2の場合は、httpd で、2.4系になるようです。

$ sudo yum install httpd

起動します。

$ sudo systemctl start httpd

コンソール上には何も出力されないので、実際に動いているか確認します。
下記のコマンドで、active (running) とか表示されているはずです。

$ sudo systemctl status httpd

実際にWEBブラウザから確認してみます。

起動したEC2に、パブリックDNSが割り振られているかと思うので、そのURLで確認すると、Apacche2.4のTestPageが表示されるかと思います。

IPv4 パブリックIPでも確認可能です。

ElasticIPを紐付けた方は、そちらのIP、もしくはRoute53で設定したドメインで確認してください。

PHPの設定

この時点で、Laravelのインストール自体は可能なのですが、PHP、Apacheの細かい設定もしていきましょう。
PHPの設定は、 /etc/php.ini で行います。

設定した値を確認できるように、phpinfoの表示ページを作成しておきましょう。

設定内容は、各自調整してください。
私がよく変更する箇所は、この辺です。

php.ini
# HTTPヘッダにPHPのバージョンを記載しない(一応セキュリティ的にOffにしておいたほうが良い)
# expose_php = On
expose_php = Off

# メモリ上限を引き上げる(結構デフォルトのメモリは少なめなので増やしておくことが多い)
# memory_limit = 128M
memory_limit = 256M


# POST送信の許容サイズを引き上げる
# post_max_size = 8M
post_max_size = 16M

# アップロードファイルの許容サイズを引き上げる(スマホの写真のサイズが大きくなっているので、2Mだとほぼ画像投稿できないので増やす)
# upload_max_filesize = 2M
upload_max_filesize = 16M

# timezoneの設定
# date.timezone =
date.timezone = Asia/Tokyo

設定を反映します。

モジュール版のPHPの場合、通常httpdを再起動すると、php.iniの内容が反映されるのですが、AmazonLinux2で、PHP7.3とhttpd2.4を構築した場合、デフォルトでSever APIが FPM/FastCGI となるため、httpdでは、php.iniの設定が反映されず、php-fpmの再起動が必要となります。

php-fpmについて詳しく知りたい方は、「php-fpm」等のキーワードでお調べください。

$ sudo systemctl restart php-fpm

Laravelインストール

DocumentRootにLaravelを配置することも可能なのですが、開発環境として構築するので、今回はVirtualHostの機能を利用して、ホームディレクトリに、htmlディレクトリを作成して、その配下にLaravelプロジェクトを配置します。
ホームディレクトリの権限が700のままだと、アクセスした際にforbiddenになってしまうので、755に変更しておきます。

まずは、Composerをインストール

curl  -sS https://getcomposer.org/installer | php

composer.phar がダウンロードされるので、composer のコマンドで実行できるように、PATHが通っている場所へ移動させます。

sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

これで composer が利用できるようになったので、Laravelをインストールします。

$ cd ~/html/
$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel blog

これで、blogというLaravelプロジェクトが構築されます。
ただし、今回利用している t3.nano などのインスタンスタイプだと、メモリが足らずにインストールの途中に下記のエラーが出てしまいます。

mmap() failed: [12] Cannot allocate memory

そこで、ハードディスクにswap領域を作成して、メモリ不足を補います。

最初に、現状確認

$ free
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:         470512      145504      118000         104      207008      290656

とりあえず、1G程度用意すればLaravelのインストールは可能なのでswapを作成します。

$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=1024
$ sudo chmod 600 /swapfile
$ sudo mkswap /swapfile
$ sudo swapon /swapfile

再度、freeコマンドでSwapが追加されていれば、OKです。

$ free
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:         470512      145504      118000         104      207008      290656
Swap:       1048572       27904     1020668

これで、やっと準備が整ったので、再度

$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel blog

あとは、Laravelのドキュメントに記載がある通りに設定をしていきます。

$ cd ~/html/blog
$ composer update
$ chmod -R 777 bootstrap/cache
$ chmod -R 777 storage
$ php artisan key:generate

基本的には、設定ファイルは、.envになりますが、開発環境専用にする場合は、下記のようにリネームします。

$ mv .env .env.development

Apache VirtualHost 設定

最後に、ApacheのVirtualHost設定を行います。

Virtual Hostの記述は、自動で設定が読み込まれる /etc/httpd/conf.d 配下にファイルを作成して記述します。
ファイル名は任意ですが、vhost.confで作成します。

$ sudo su -
# cd /etc/httpd/conf.d
# vim vhost.conf

一旦必要な記述を記載しますが、Virtual Hostの詳しい記述方法については、他で調べてみてください。
アクセス予定のドメインは、blog.munakata.net を仮定しています。適宜変更ください。

vhost.conf
<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot /home/munakata/html/blog/public
    ServerName blog.munakata.net
    ServerAlias blog.munakata.net
    <Directory "/home/munakata/html/blog/public">

        #.htaccessを利用可能にする
        AllowOverride All

        # Laravelで利用する環境変数を development に設定
        SetEnv APP_ENV development

        #アクセス許可
        Require all granted


    </Directory>
</VirtualHost>

httpd再起動

$ sudo systemctl restart httpd

Route53で、設定したドメインを紐付けるか、ご自身のマシンのhostsを設定して、ブラウザでアクセスしてみてください。
Laravelのトップページが表示されていれば、一旦完了です。

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