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AWS Config 入門「何をしてくれるサービスなのか?」を整理してみた

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Last updated at Posted at 2025-12-14

はじめに

AWS のセキュリティや監査、構成管理の話題になると、
GuardDuty / Security Hub / IAM Access Analyzer / AWS Config
といったサービス名が並びがちです。

その中でも AWS Config について、私自身も、
「Config って結局何を見ればいいの?」
という状態から調べ始めたため、本記事では AWS Config の役割と実務での使いどころ を整理してみます。

AWS Config とは?

AWS Config とは一言でいうと、
AWS リソースの「構成変更」を記録し、ルールに基づいて「正しい設定かどうか」を判定するサービス
です。

ログ系サービス(CloudTrail)との違いを簡単にまとめると:

サービス 何を記録するか
CloudTrail 「誰が・いつ・何を操作したか」
AWS Config 「リソースの設定がどう変わったか」

AWS Config でできること

① リソース構成の変更履歴を残す

EC2、S3、IAM、RDS などのリソースについて、

  • 設定がいつ変わったか
  • 何がどう変わったか
    を 時系列で追跡 できます。

例:

  • セキュリティグループが変更された
  • S3 バケットの公開設定が変わった
  • IAM ロールのポリシーが更新された

👉 「いつからこの設定になった?」 を後から確認できるのが強みです。

② Config ルールによる「準拠 / 非準拠」の判定

AWS Config には Config ルール という仕組みがあります。

これは、
「この設定は守られているべき」 というルールを定義し、自動チェックする仕組みです。

代表的な例:

  • S3 バケットは公開されていないか
  • CloudTrail が有効化されているか
  • IAM ユーザーに MFA が設定されているか
  • RDS の自動バックアップが有効か

上記のルールに違反すると 「非準拠」 として検出されます。

③ 監査・内部統制の証跡として使える

AWS Config は、

  • 内部監査
  • セキュリティレビュー
  • 外部監査(ISMS / SOC / 内部統制など)

などで よく使われるサービス です。

理由は、

  • 設定変更の履歴が残る
  • ルールによる自動判定ができる
  • 「現在どうなっているか」を担当者へ説明しやすい

からです。

AWS Config と他サービスとの位置づけ

過去に記事にした他のセキュリティ関連のサービスと混乱しがちなので、整理しておきます。

サービス 役割
CloudTrail 操作ログ(誰が何をしたか)
AWS Config 構成管理・設定の正しさ
GuardDuty 不審な挙動の検知
Security Hub セキュリティ結果の集約

👉 AWS Config は「構成が正しいか」を見るサービス。

Config ルール5選

AWSConfigには複数のルールがあり、最初からすべてを確認するのは現実的ではないため、
まずは 監査・セキュリティの観点で特に重要な以下の 5つ を取り上げてみます。

✅ 1. cloudtrail-enabled

CloudTrail が有効化されているか をチェックするルールです
CloudTrail が無効になっていると、AWS 上での操作履歴(API コール)が一切追えなくなり、
セキュリティ・監査の観点で致命的な状態 になります。

理由:

  • API操作の証跡がなくなる
  • 誰が何をしたか不明
  • 攻撃を検知できない

最優先で設定すべき Config ルール です。

✅ 2. s3-bucket-public-read-prohibited / s3-bucket-public-write-prohibited

S3 バケットがパブリックに公開されていないか をチェックするルールです。

  • public-read
  • public-write

が許可されていると、意図しない情報漏えいやデータ改ざん に直結する可能性があります。

ポイント:

  • 監査でも確認される項目
  • 意図的に公開している場合は理由を説明できる状態が必要
  • 不要な公開は即対応が必要

✅ 3. iam-user-mfa-enabled

IAM ユーザーに MFA(多要素認証)が設定されているか をチェックするルールです。

MFA が設定されていない IAM ユーザーは、パスワード漏えい時に即アカウント奪取につながります。

理由:

  • アカウント奪取
  • パスワード漏えい
  • 認証強度の欠如

✅ 4. restricted-ssh

セキュリティグループで SSH(22番ポート)が 0.0.0.0/0 に対して許可されていないか をチェックするルールです。

このルールに引っかかっている場合:

  • 世界中から SSH 接続が可能な状態
  • ブルートフォース攻撃の対象になりやすい

👉 検出されたら最優先で対応すべき項目。

✅ 5. rds-storage-encrypted

RDS のストレージ暗号化が有効になっているか をチェックするルールです。

暗号化されていない場合:

  • スナップショット流出時のリスク
  • 監査・コンプライアンス要件に抵触
  • 本番利用として不適切と判断されることが多い

👉 本番 DB では暗号化が前提 と考えて問題ありません

AWS Config を使うときの注意点

✔ コストは「記録数」と「ルール評価数」で決まる

  • 全リソースを無差別に記録するとコスト増
  • 最初は対象リソースを絞るのがおすすめ

✔ 有効化しただけでは意味がない

  • Config Recorder が ON になっているか
  • ルールが設定されているか

を確認。

✔ Organization 利用時は集約を検討

  • 複数アカウントがある場合、管理アカウントに集約すると運用しやすい

まとめ

  • AWS Config は「構成変更の記録」と「設定の正しさ」を見るサービス
  • CloudTrail とは役割が違う
  • 監査・セキュリティ・構成管理で非常に重要
  • 最初はルールを絞って小さく始めるのがおすすめ

AWS を継続的に運用していく上で、
「今どうなっているか」を説明できる状態を作る ための土台になるサービスだと感じています。

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