なぜやったか?
一番大きなきっかけは、酔った勢いでカレンダー作っちゃったから、なのですが。
一応、やろうかな、と考えてはいて、その理由を雑多に挙げると
- ひとりアドベントカレンダーは先駆者が何人もいて、全く前人未到の領域ではないし、がんばればできると思った
- 文章化をサボっているもの、どうせもうすぐ書くことになりそうなものを書いてしまいたかった
- 取り組もうと思っていてサボっていたことに、手を付けたかった
- いっぱいアウトプットできる、と自分に自信を付けたかった
- 仕事とは違うコードや文章をいっぱい増やしたかった
- とにかく進捗がほしかった
などがあります。
やってよかったこと
- 【実績解除】ひとりアドベントカレンダー
- やっぱり、一人でやりきった、というのは大きいと思います。自信にはなります
- 毎日、締切落とさずにできたのはよかったと思います
- そのせいで、他の仕事が滞った件については、すみません
- 文章化をサボっているものは、確かに文章化できた
- 書かないとなーってやつとか、書く気はなかったけど深刻なネタ切れで「じゃあ書くかー」ってなったやつがいぱい記事になりました
こんなはずじゃなかったこと
- 社長がひとりアドベントカレンダーを2個始めた
- 記事を出すのに追われて、取り組もうと思ってサボっていたことが間に合わなかった
- Rustをかなりサボっていたので取り組もうと思っていたのですが、ほとんどRust記事出ませんでした
- async/awaitとか理解したかった
- カリー化がんばろうと思ったけど、まだできてない
- Rustをかなりサボっていたので取り組もうと思っていたのですが、ほとんどRust記事出ませんでした
-
Blueqatに逃げすぎた
- 私が仕事で開発してるライブラリのBlueqatに関する記事を量産しました
- それはそれでいいんですが、自分で作ってるライブラリの記事は量産できて当たり前なので、他のをもっと取り組みたかったです
- その割に量産してなかったので、それ自体本当にいいことなんですが
- アメリカ出張が入って、1週間弱抜けることになった
- 急遽、Q2Bに行くことになって、1週間弱不在になりました
- 書き溜めてある記事で凌ぎましたが、結構しんどかったです
- 一応、参加レポートは記事になってます
- もうちょっと、いいねが来ると思ってた
- いっぱい記事書いたら「いいね」がざっくざく、超有名Qiitaラーになったるでー、と思ってましたが、世の中そんなに甘くなかったです
- アドベントカレンダーのおかげで、12月は一年で一番記事が多い月なので、読む側もいっぱいいっぱいなんでしょう
- けど、1記事くらいは、トレンド入りさせる実力が欲しかったです
- 記事以外の進捗が無になった
- まじでたすけてくれ
個人的に推している記事
正直、やっつけ仕事もありましたが。結構、本気で書いた記事もあったりします。
量子コンピュータ/Blueqat関連
1日目 量子コンピュータ/耐量子暗号/量子暗号あたりの関係を整理しておく
できるだけ難しくなりすぎないように、みんなが気になっていそうなところをまとめたつもりです。
2日目 100マス量子回路計算やってみよう〜初級編〜
Twitter映えを狙いました。ツイートはそれなりにバズりました。
15日目と16日目のQiskitソースコードリーディング
読むところがマイナーすぎて誰が得するのか分からないソースコードリーディングです。Blueqat作者は得しました。
24日目 多数の重ね合わせ量子ビットをシミュレートする 〜Gottesman-Knillの定理
ずっと興味があったGottesman-Knillの定理をようやく理解できて、非常に満足しています。
Gottesman-Knillの定理は、Cliffordゲートと呼ばれるゲートのみからなる量子回路は古典で効率よく計算できる、ということを示した定理です。
Cliffordゲートに限って考えても、量子コンピュータの最大の特徴としてよく挙げられる「重ね合わせ」や「量子もつれ」を作ることができます。
これらが含まれているにも関わらず、通常のコンピュータで効率よく計算できるとすれば、量子コンピュータの本質的な強さとは何なんだろう、と考えさせられる定理です。
それ以外
4日目 自分の出したプルリクがScipyに取り入れられた話
単純に、よかった話です。嬉しかったので、つい、記事にしてしまいました。
6日目 serde-jsonのjson!マクロを読む
非常に面白いマクロだと思っていたのを、がんばって読みました。
ほんとに泥臭い方法で書いていて、本当にびっくりしました。
11日目 排中律、二重否定の除去、パースの法則
やっぱり、定理証明をもっと頑張りたい、というのがあって。まだあんまり記事がないからこそ書きたい、という思いもあります。
私は、工学部出身なので、数学の証明について、そこまで専門的な教育を受けていません。なので、数学書などを読んで何かを証明したいとき「本当にこれで言えているのか」と心配になることがあります。ですが、Coqを使えば(Coq自体が間違っていない限りは)Coqで通ればそれでいい、と思える安心感があります。
最後に
やってよかったか悪かったかでいえば、確実にやってよかったです。
皆さんにも是非やってみていただきたいです。
けど、来年もやるかと言われたら、ちょっと考えてしまいます。
この記事や他の記事を読んでいただいた、すべての皆さんに御礼申し上げます。