必要なアプリ
UserLAnd
AndroidでLinuxを動かすためのアプリです。今回はJava、Tomcatを動かすために使用しました。
ディストリビューションはUbuntuやDebian、Kali、Archが選べます。私はネットに情報が多く転がっていそうなUbuntuを選択しました。
このアプリを使うと、SSHかVNCで接続してLinuxを操作することができます。
私のChromebook(acer C740)でVNC接続するとデフォルトのアプリでは、画面が表示されませんでした。
ファイルのダウンロードなどはデスクトップ環境のブラウザを使いたかったので、まずSSHで繋いでデスクトップ環境をインストールしました。
更にデフォルトのブラウザであるFirefoxは動作しなかった(画面が正常に描画されず、真っ白なまま)ためChromiumをインストールするという余計な一手間が必要でした…
Termux
こちらもUserLAndと同じくLinuxのターミナルエミュレータです。仕組みは調べていないのですが、Linuxのコマンドが使用できます。
今回はPostgresを動かすために使用しました。
UserLAndでPostgresのインストールまではできるのですが、メモリの確保に失敗して起動できませんでした。
その代替策としてTermuxでPostgresを動作させました。
Tomcat→Postgresの接続は、localhost:5432のままで大丈夫だったので、特別な作業は必要ありませんでした。
余談ですがmysqlはUserLAndだけで動作したので、Tomcatとmysqlの環境が作りたいならTermuxは不要です。
あると便利かもしれないもの
VNC Viwer for Google Chrome
UserLAndでVNC接続するとデフォルトのアプリではChromebookのキーボードが英字キーボードとして認識されてしまい記号の入力が大変でした。
VNC Viwerで接続すると印字されているキーの通りに入力できたので、コマンドをガシガシ入力するときはこのアプリを使用しました。
インストール手順
UserLAnd
Java (openjdk8)
sudo apt-get install openjdk-8-jdk
Tomcat
公式サイトからtar.gzをダウンロードしてCATALINA_HOME/binにパスを通す
Tomcat起動時はstartup.shを手動実行しています。
Termux
Postgres
apt-get install postgresql
自動起動の設定はあまり深く考えていなかったので.bashrcに起動コマンドを書きました。