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メールワイズAdvent Calendar 2018

Day 1

Office365共有メールボックスでのメールワイズ運用

Last updated at Posted at 2018-11-30

2022年10月よおり基本認証が廃止になったため,この記事の方法は使用できなくなりました。
Microsoft Exchange Online での基本認証の廃止

以下のような状況でのメールワイズ運用について考えます。

  • Office365の共有メールボックスをメールワイズのメールボックスにしたい
  • Office365とメールワイズを併用している
  • Office365のメールは残しておきたい
  • 複数のメールアドレスを共同で運用している
  • Office365のライセンス(Exchange Online)は一つで済ませたい

以下のような要件です。

  • メールワイズを運用するためにはPOP3に対応したメールボックスが必要(IMAPでもできなくはないですが)
  • 本運用で使うのでメールボックスにメールを残さないようにする
  • POP3用にOffice365共有メールボックスを使用
  • Office365宛てのメールを共有メールボックスに常時転送(リダイレクト)
  • POP3アクセスにはExchange Onlineのライセンスが必要
項目 説明
利用部門 営業
Office365メールアドレス sales@*****.co.jp 営業
Office365共有メールボックス mw_sales@*****.com 営業(メールワイズ)
Office365ユーザー(POP3アクセス用) mailuser@*****.com メールユーザー

Office365の設定

  • POP3アクセス用にOffice365ユーザーを作成
  • "mailuser@*****.com"とする(名前はなんでもいいですが)
  • Exchange Onlineのライセンスを付与
  • POP3アクセスを有効にする(Exchangeの設定 > メールボックスの機能)
  • 共有メールボックスを作成
  • "mw_sales@*****.com"とする
  • "mailuser@*****.com"をメンバーに追加する(受信用)
  • Office365メール(sales@*****.co.jp)の設定
  • "mailuser@*****.com"をメールボックスアクセス許可の所有者に追加する(送信用)
  • メールの転送先アドレスを"mw_sales@*****.com"にする
  • "転送されたメールのコピーをこのメールボックスに保持する"をオンにする

共有メールボックスのメンバー追加
image.png

メールワイズの設定

メールサーバー設定

以下のようにメールサーバーを設定します。
image.png

メールアカウント設定

以下のようにメールアカウントを設定します。メールアカウント名の値がポイントです。

mailuser@*****.com\mw_sales@*****.com

image.png

まとめ

これで,Office365とメールワイズで同じメールアドレスを運用できるようになりました。共有メールボックスを増やせば,その分メールアドレスを増やすこともできます。Office365の他にメールサーバーを用意する必要が無いので便利です。

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