概要
ファイル転送プロトコルとしてFTPがあるが、HTTPでもファイル転送が可能、、あれ?FTPは必要なのか、と疑問になったので少し調べた。
FTP(File Transfer Protocol)とは
ファイル転送プロトコル。
開発の経緯としてRFC(技術仕様が書かれた文章)をオンライン参照するために作られたという歴史がある。
HTTP(HyperText Transfer Protocol)とは
HyperText(文章と文章を関連付けする仕組み)を転送するプロトコル。
FTPとHTTPの共通点
・Transfer Protocolの通り、ファイルを転送するプロトコルである。
・マルチプラットフォーム(OSに依存しない)
・サーバー/クライアント形式
FTPとHTTPの相違点
・認証の有無(FTPの軽量版であるTFTPは認証がない)
・使用するポート数(FTPは制御とデータ用の20/21、HTTPは80のみ)
FTPの優位性はあるのか
ここで本題になるが、個人的な意見として「ほとんどの場合HTTPで事足りる」。
昔は巨大なファイル転送はFTPが適しているというということで、窓の杜でもFTPによるダウンロードリンクがあったと記憶している。
しかし、現在はインストールファイルはおろか、OSのイメージファイル(.iso)ですらHTTPで転送されている。
こちらのフォーラムでも、HTTPの方が高速とされている。
ただ、ネットワーク機器のCisco Catalystのisoファイルアップロードなどではまだまだ使われているそう