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先輩にビビりすぎて自滅しかけた話

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はじめに

人間関係で悩むなんてことは社会人あるあるだとは思いますが、
自分も例外ではなく、先輩に話しかけるのが怖いというだけで
成果物が出せず自滅しかけた時期がありました。

最初に断っておくと、ここで登場する先輩は
全く悪い人ではなく、ハチャメチャに仕事ができる方です。
ただ、当時の自分は勝手にその先輩を怖い存在に仕立て上げ、一人で消耗していました。

この記事は、そんな自分の振り返りです。

先輩との出会い

新卒で入社して配属された直後は、年齢の近い先輩に面倒を見ていただいており、
10分悩んだら即質問しに行くスタイルで仕事を進めていました。

その後2年ほどは人間関係で特に悩むことも一切無かったのですが、
3年目で別案件になった際、例の先輩と出会いました。
年齢は一回りほど離れていましたが、
案件参画時の飲み会でとても気さくな方という印象でした。

いざ仕事を一緒に始めると、先輩は自分の何倍ものスピードと精度で仕事を効率的に進め
レビューや普段の会話も非常に簡潔で、無駄がありませんでした。

上記の通り先輩は仕事内外でメリハリがあり、先輩に悪い点は一切ありませんでした

止まらない自滅

当時の自分はそんな完璧な先輩の時間を奪うことを恐れ、
気軽に会話や質問ができなくなりました。
質問をするにしてもどん詰まりになるまで自分で調べてから、
というスタンスを取るようになりました。
その結果、作業に想定以上の時間がかかり期限を超過してしまうことが何度か続きました。

そのことを受け「分からないことや調査に時間がかかるものは先に聞いて」と
言われてはいましたが

  • 質問するために必要な前提説明に結局時間がかかりそう
  • 3年目でそんなことも分からないのかと思われそう
  • これくらい自分でできるようになるべき

などいろいろと理由を付け、
結局先輩とのコミュニケーションは積極的に取れないまま時間は過ぎ
超過した期限もなかなか取り戻せずメンタルをすり減らしていきました。

部長からの助け舟

期限超過が続いたある日、部長から「一度、3人で軽く話そう」と声をかけられました。
その場で、先輩と定期的に1on1の機会を設ければもう少し話しやすくなるんじゃないの
と提案をいただきました。

こうして週に一度、先輩との1on1を行うことになりました。
この1on1を通じて、これまで自分の中で完結させていた考えを、
すべてではないものの、ある程度言葉にして共有できるようになりました。
その結果、先輩とも軽い雑談ができるようになり、
質問も以前よりずっと気軽にできるようになりました。

今思えば、ただの雑談ができるようになるまで
ここまでのお膳立てが必要だったのかと感じますが
一回り年齢が離れていることもあり、
過剰に先輩を恐れてしまっていたのが大きかったのかなと思います。

おわりに

先輩との1on1を重ねる中で、経験の差やできない自分を認められるようになりました。
ありきたりですが、人間関係で悩んだ時は、周囲に相談することや
悩みの対象となっている相手と話してみることが、解決への道になるかもしれません。

今回は、先輩や部長がとても良い方だったため何とか自滅せずに済みましたが
今後こう上手く行くとは限らず、衝突することも多々あると思います。

その時は、とりあえずこの経験豊富な先輩に相談してみようかなと思います。

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