OSPFとは↓
Cisco Packet Tracer↓
その他引用↓
動機
ネットワークスペシャリスト試験の範囲にOSPFが出てくるのですが、文面だとよくわからなかったので触ってみることにしました。
設計
構成については、「ネットワークスペシャリスト教科書 令和7年度版の練習問題」で出てきたネットワーク設計を参考にしました。
「ネットワークスペシャリスト教科書 令和7年度版の練習問題」は説明が分かりやすいのでおすすめです。
ネットワーク図の設計
まず、設計を行いました。
A社ネットワークとフロア間接続を行うB社、各社に対してクラウドサービスを提供するC社の構成です。
interop-tokyo-shownetのアイコンを利用させてもらいました。
https://github.com/interop-tokyo-shownet/shownet-icons
各ネットワークの設定
次に、ルーティングプロトコルを流す前の状態を作りました。
現在はEdge Routerにインターネット向き(FW向き)のスタティックルートを設定しているだけなので、EdgeRouterがホストするネットワーク内(172.17.0.0/25)にある機器以外はインターネットへ出られず、異なるネットワーク同士では通信ができません。
エッヂルータ直下からはインターネットに出られますが、それ以外からだと外部に出られない。↓
OSPFの設定
では、ここにOSPFを流していきたいと思います。
教科書の問題に、
「B社はもともと独立したネットワークでOSPFルーティングを行っていて、A社とのフロア間接続を行うにあたってそれを許容する必要がある。」
とあったので、B社のOSPFエリアはもともとあった0を利用することとします。
初めにOSPFエリアを設計します、そこまで大規模な環境ではないのでシンプルです。
ひとまず、Edge RouterとL3SW4だけ設定してみました。
結果は...
おお
疎通してますし、ルートの頭にあるOはOSPFのOなので、設定どおりに経路の配布の行われたことが分かります。
設定はこんな感じです(例)
router ospf 1
network 172.18.8.0 0.0.0.127 area 0
network 172.18.4.0 0.0.1.255 area 0
network 172.18.6.0 0.0.1.255 area 0
各ルータに設定を行い、次に
- デフォルトルートの配布
- 別OSPFネットワーク間の接続
を行います
デフォルトルート設定
#デフォルトルートを持つルータに設定
router ospf <id>
default-information originate
エッヂルータからデフォルトルートが配布され、インターネット接続ができるようになりました
仮想リンクの設定
OSPFでは、すべてのエリアがエリア0(バックボーンエリア)に隣接している、かつ同じエリアは存在できないという制約があります。
正確には、存在自体はできますがLSAが配布されずルーティングが行えなくなります。
例えば、現在のL3SW6のルーティングテーブルを見てみます。↓
A社側エリア0へのルーティング情報は配布されていませんが、
デフォルトゲートウェイの情報はエリアに関係しないため配布されています。
よって、個々から上りの通信はエッジルータに到達可能です。
次に、エッジルータのテーブルを見ます。↓
B社側ネットワークへの経路が配布されていないため、ここから下りの通信は行えない(172.17.0.5にルーティングされてループとなる)ことが分かります。
FWとInternetの間にSnifferを挟み通信を確認したところ、エッジルータから上りは出ていますが、下りが返せない状況になっていました。
このような場合には仮想リンクを設定し、離れたエリアを接続する必要があります。
仮想リンクの設定は次のコマンドで行います。
router ospf <ID>
area <経由するエリアのID> virutal-link <向かいのOSPFエリアのABRのIPアドレス>
設定後、LSAが配布されて通信が行えるようになりました。
備考
感想
最初にある程度は設計しましたが、やはり途中で間違いがあって変更することが何度かありました。理解度が足りない...
あと、これは毎回なんですがVPNの設定中に何を設定しているのかわからなくなります。
IP-Secとかの周辺プロトコルなども含めて勉強しないといけないと感じました。
成果物
今回作ったpktファイルとドキュメントなどをGitHubに置いているので、必要あれば使ってください。












