5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

目次

本記事の対象者

・社内向けに情報共有をしやすい仕組みを考える方
・抜け漏れを防げたい方

こんなの作りました

事務職と営業に繋ぐワークフローを再構築の一環で、
スプレッドシート登録、Slack報告とカレンダー登録の作業を、Google Formとスプレッドシート二つで完結させました。

解決した課題

一言で言うと、作業フローを改善し、報告、入力を最小限にした。

今までの問題はコレです↓↓↓

こうやって、本物の悪者のいない悲劇が日々起きてます。
システムを改善するため、作業流れを少なくしたくて、GASでちょいロボットを作ってみました。

おさらい!! 今までの流れ:

同じ情報何度も記入すると、だんだん抜け漏れあったり、やりたくない感情が湧いてくるのもわかります。だったら、少なくして、必要な情報だけ振り分ければいいやん!と思って、ちょいロボットを作成しました!!

こんな導線です

必要な項目をGoogle Formに記入し、自動書き出しのスプレッドシートから、必要な情報だけ別のシートに振り分け、最後に、Googleカレンダーに転記して、完成!!

項目の中、この情報をGoogleカレンダーに自動転記できたら、重複作業 & 抜け漏れが減らせます。

Googleフォームのデータ設計

Google Formからスプレッドシートにデータを落とすとき、全部横へ展開しますので、最初はここの処理をまず必要です。
理想な形は商品、イベント回数を縦に管理したいところですが、Google Form経由だと不可能なので、このような設計になりました。

商品分類はパッと見てわかるように、種類を2段階に分けて、プルダウン形式で記入させます。
日付もイベント回数に沿って、イベント日を入力していただくことにしました。記入漏れを発見しやすくためです。

商品名 A B C D イベント回数 1日目 2日目 3日目
B B1 3 2023/12/02 2023/12/09 2023/12/10
C C1 1 2023/11/15

GASからスプレッドシートの転記

function 転記と振り分け() {
  // ソースシート
  var source_sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('ソースシート');
  
  // 転記先のシート
  var target_sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('転記シート');

  // ソースシートからデータを取得
  var data_range = source_sheet.getRange(2, 1, source_sheet.getLastRow() - 1, source_sheet.getLastColumn());
  var data = data_range.getValues();
  
  // ターゲットシートのヘッダーを設定
  target_sheet.getRange(1, 1).setValue("記入状況");
  target_sheet.getRange(1, 2).setValue("日付");
  target_sheet.getRange(1, 3).setValue("イベント");

  // ソースデータを処理して振り分け
  for (var i = 0; i < data.length; i++) {
    // 1列目が"済"の場合はスキップ
    if (data[i][0] === "済") {
      continue;
    }

    var product = "";
    for (var col = 3; col <= 5; col++) {
      // 2, 3, 4の列を順番に確認し、最初に見つかったデータを商品名として扱う
      if (data[i][col] !== "") {
        product = data[i][col];
        break;
      }
    }
    var イベント = data[i][3];
    
    // 商品名が空でない場合のみ処理を行う
    if (product !== "") {
      for (var j = 1; j < 10; j++) { // 商品名がある列の数に応じて変更
        var 日付 = data[i][j + 7];
        var イベント = product + "イベント" + (j + 0) + "日目";
        
        // すでにターゲットシートに転記されていないかつ「済」でない場合に振り分ける
        if (日付 !== "" && !Transcribed(target_sheet, 日付, イベント)) {
          target_sheet.appendRow(["", 日付, イベント]);
        }
      }
      
      // 転記が完了したら、ソースシートの1列目に"済"を記入
      source_sheet.getRange(i + 2, 1).setValue("済");
    }
  }
}

挫折ポイント 

1
最初の構想では、転記できたら、転記シートに済を記入したらいいね!と思ったが、なかなかうまくいかず、ソースのシートに済と記入した方が、データ自体が使用済みになるので、source_sheet.getRange(i + 2, 1).setValue("済"); こちらによって、同じデータ2度と転記されないようにできています。

2
Google Formをベースにしたので、Google Formの型から逆算して考えなきゃ行けなかったので、for文が大したうまくない自分にとって、商品日付の処理はやや面倒くさかった。

// 指定された日付とイベントがすでに転記されているかどうかを確認する関数
function Transcribed(target_sheet, 日付, イベント) {
  var lastRow = target_sheet.getLastRow();
  
  if (lastRow <= 1) {
    return false; // シートにデータがない場合は転記されていないとみなす
  }

  var range = target_sheet.getRange(2, 2, lastRow - 1, 2).getValues(); // 日付とイベントの列を取得

  for (var i = 0; i < range.length; i++) {
    if (range[i][0] === 日付 && range[i][1] === イベント) {
      return true; // 転記されている場合はtrueを返す
    }
  }

  return false; // 転記されていない場合はfalseを返す
}

GASからカレンダーに転記

8割こちらの記事を参考して作成しました。すごく読みやすいコードで、ぜひ!!

工夫した部分

  1. ソースデータの最初の1列に「済」が入ったら、同じデータを振り分けないようにする。
  2. Googleカレンダーに転記済みのものを「済」とマークする。←こちらの記事でほぼできます。
  3. カレンダーに転記したらSlackに商品作成報告する。

最後に

年末なので、ちょい振り返り!!

去年からプログラミングを学んで、一番大きな変化は、GASを使って効率化により、実現したかった職場環境を手に入れつつである。人間がやっても、GASで組んでも結果が一緒なら、自動化しよう!!

小さい仕組みを改善して、一つのタスクに関わる人が少しずついい感じに働ける環境になっていくのが楽しみです。他の言語も触ってみたけど、2023年に、一番楽しく使ってたのがGASだと思います。

最近話題になったSmartHRの動画からのメッセージのように、「仕組みで解決できるなら、やさしさで解決しない」。来年も継続的にやっていくつもりです。

そして、現在はByNameというプロダクトを手伝っていて、デザイナーからもらったデザインをコーディングしたり ^^

自分が人となかなか打ち解けないので、初対面の前に自分のプロフィールを相手に渡して、初対面の気まずさを緩和できると願ってます ^^;;;;

プロフィールをAI生成できちゃうので、ぜひやってみてください!!
ユーザー登録を待ちしております ^^

私のフライヤーはこちら↓↓

では、みなさん、
Merry Christmas & 良いお年を!!

参考した記事

Google Formからデータを取り出して、そっからはこの記事のコードを参考にしました。
https://www.whizz-tech.co.jp/3996/

ChatGPTにコード修正してもらいました!!

5
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?