はじめに
お疲れ様です! 株式会社タイミーのAndroidエンジニアをしているぐーにゃんです。
この記事では、タイミーのAndroidアプリの報酬確定画面に「お疲れ様でした」のコンポーネントを追加した話とそれに関する技術的な話をしていきたいと思います。
報酬確定画面とは
タイミーはスキマ時間に働ける単発のアルバイトのマッチングプラットフォームを提供しています。タイミーを利用するワーカーさんは、自分が働きたい時間に好きな仕事を見つけて単発で働けます。タイミーのアプリ上でQRコードを利用して出退勤することができ、退勤してすぐにお給料を受け取れます。
今、タイミーで働いてQRコードを用いて退勤すると以下の画面が表示されます。
実はこの画面の「お疲れ様でした」のコンポーネントはiOSアプリや公式サイトには存在していたのですが、Androidアプリのみこの実装が漏れていました(今まで「お疲れ様でした」を伝えられていなかったワーカーさんには申し訳ありませんでした)。
普段SNSやブログにてタイミーで働いた感想を書いているワーカーさんの投稿を拝見しているのですが、ふとした瞬間に、Androidアプリのこの画面で「お疲れ様でした」がないことに気がつきました。そして、その修正をなんとか年内のリリースに間に合わせることができました。
技術的な話
この画面はタイミーの歴史の中でもかなり古い画面であり、XMLレイアウトで記述されていました。今回の変更ではJetpack Composeで画面全体を再構築し、その上でAndroid 15からデフォルトになったedge-to-edgeへの対応も行いました。
edge-to-edge対応の詳細な話は割愛しますが、Material 3へ移行していないアプリですべての画面のedge-to-edge対応をするのはかなり大変な作業になりそうだなという実感を得ました...。
全画面での対応には、まずはMaterial 3への対応を優先して進めるべきではないかと現時点で個人的には考えています。
得られたもの
- edge-to-edge対応への肌感覚
- Android 15からのedge-to-edgeのデフォルト化という、今、おそらく多くのAndroidエンジニアが悩んでいる変更について本番のアプリで一例を作れたことで、その難易度を体感できました
- 今後の変更への柔軟性
- Jetpack Compose化されたので改修が楽になりました
- 新しい機能へのアイディア
- この画面は、タイミーのアプリの中でもワーカーさんにとって嬉しい気持ちになる画面の一つだと思います。改修を進める中でこの画面に関する新たなアイディアが湧いてきたので、来年はもっと良くなるよう改善していきたいです
おわりに
タイミーでは毎日多くのクライアントとワーカーさんのマッチングが生まれ、その数だけのお疲れ様が生まれています。提供しているプラットフォームを介して、働いているワーカーさんの声を常に聞くためにも、日々多くのワーカーさんへのインタビューを実施しています。自身もインタビューに参加させていただき、時には非常にエモーショナルで我々が涙してしまうようなインタビューもありました。これからもワーカーさんの人生の時間が豊かになるようなアプリの開発をやっていきたいと思います。お疲れ様でした!
QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。