概要
SR-MPLSを実装してみたいと思っていたが、シミュレータだとプロトコルに対応していなかったり、エミュレータだとIOSイメージの取得が難しかったりとなかなか実現できていなかった。
今回、EVE-NGとfreeRouterを利用することで上記が可能という記事を見つけたのでHypter-Vで環境を構築してみる。
今回はEVE-NGのインストールまでをやる。
EVE-NGとは?
EVE-NGのホームページによると、CiscoやJuniperをはじめたくさんのベンダ機器を仮想的に構成できるネットワークエミュレータらしいです。
freeRouterとは?
まだ使ってないので必要に応じで追記するが、OSSのネットワークOSみたい。
OSSなので誰でもダウンロードできる上に、結構新しいプロトコルも実装してる。
参考サイト
- 本記事のきっかけになったサイト
- Hyper-Vの有効化はこれを参考
- EVE-NGのインストールはこれを参考。一部我流でやったのでそこは後述。
①EVE-NGのダウンロード
ここからはこのサイトに倣って進める。
How to install EVE-NG on Microsoft Hyper-V
といいつつだが、1.1の手順ではUbuntuではなくEVE-NGを公式サイトからダウンロードしてくる。
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PRO版はライセンス購入が必要。Community版は無料っぽいのでCommunity版をダウンロードします。
②Hyper-Vで新しいVMを作成する
参考サイトの手順1.2の通りVMを作成する。
ポイント
- セキュリティの設定からセキュアブートのチェックを外すこと
外さないとISOイメージの起動ができない。 - ここでインストールするOSはUbuntuではなく、手順1.でダウンロードしたEVE-NGのISOファイルを使うこと。
③EVE-NGのセットアップ
参考サイト上だとLanguageなどの設定を行うが、EVE-NGを直接インストールした場合はなぜか不要だった。
(よく手順を読まずにEVE-NGを最初からインストールしたらなぜかうまい具合に行ったので、あとあと問題が出たらごめんなさい!)
④EVE-NG プリインストール
参考サイトの手順の2.1と2.2はサイトの通り実施しましょう。
ポイント
- 初期のログインパスワードは下記です
login:root
pass:eve - 手順の4.3~4.5はEVE-NGをVM作成時にインストールした場合はすでに設定済みになっているので不要
⑤EVE-NG コミュニティのインストール
手順の4.は参考サイト通りに実施します。
最後にブラウザからEVE-NGにログイン出来たら準備は完了です。
お疲れ様でした。
まとめ
今回はWindows11に標準で具備されているHyper-Vを有効化して、VM上にEVE-NGをインストールしてみました。
ちょっと我流でやったところがあるので、備忘録として残しつつ、問題が起こったらまた戻ってきたいと思います。
次回はfreeRouterを入れていきます。