要約:
まだ Android 2.x 系 が全盛期だった時期に、適当な名言アプリを公開して何も考えずに 5,000円程度の収益を得たエンジニアが、6年ぶりに和暦変換アプリを何も考えずに公開したら、ダウンロード数が0だった。 今は ASO 大事!
想定する読者の方:
- どんなアプリでも実装して公開すれば、1000ダウンロードはいけるっしょ!と思っている方
- 適当に広告をつければ、月2,000円ぐらいは稼げるっしょ!と思っている方
- スマホアプリ黎明期のバブリーだった時期が、頭から離れてない方
- ASO? 何それ?そんなもん必要なの?と思っている方
そう、昨日の私は全てチェックがついてしました。
やったことの箇条書き:
- 会社で Flutter ってフレームワーク触る必要あるのか。めんどくせーけどちょっと触ってみるか。
- どんなアプリが良いかな。あー、とりあえず和暦変換アプリなんかいいかも。簡単に作れるし。
- ついでに今流行の RxDart も導入しちゃおう!
- ようし、ついでに広告つけて昔みたいにちょっとしたお小遣い稼いじゃうか!
- 1週間ほどでアプリ完成!とりあえず適当に Google Play Store に公開しちゃおう!
- ダウンロード数0 だったので、「あー、ストア情報が何かの事情で未公開になってんのね。検索結果に全然出ないし」と思って問合せの文章を作成する。
- 送信前に「念のため、 URL をもう1回確認するか。」とストアページを開いたところ、公開中であることを確認。
- 地球上で誰もダウンロードしてないことに気がつき、「6年前と時代が変わったのか・・・!」と一人で震えているときに、妻に「ASO 対策してないんだから当然じゃんwwww」と煽られ、ガチで凹む ← 今ここ
- ASO対策について真剣に考え、半年後に5万ダウンロードを達成。自社にもノウハウを転用し、本業および副収入を得て、プチリッチマンになる ←永遠にこない
ご参考に、地球上で誰もダウンロードしていない和暦変換アプリのページを一応載せときます。
(戒めのための恥さらし)
https://play.google.com/store/apps/details?id=tanaka.wax.gum.co.jp.year_calc
勉強になったこと:
今はアプリ作って公開するだけでは、文字通り誰にもダウンロードされないことですね。
ほんとに昔のスマホアプリ 界隈はバブリーだったんだなぁ。
この状況では、短期的な収入のみを考えるのであれば、隙間時間でスマホアプリ開発の受託案件をやった方が収入になりますね。自分が半分学習用で作ったアプリに適当な広告を乗っけて適当に公開するだけで稼げた時代は終わってしまいました。
もうしばらくは個人開発アプリは作成、公開しないかな。1円以上稼げるビジョンが1mm も浮かんでこない。