今週は新しいベンダーが2つと、OSレベルのスケジューラがマージされました。これまでエージェントはプロンプトを打ったときだけ動いていましたが、これからは時間に沿って自動で動かせます。コミットは135件で、その大半に共通するテーマはひとつです。エージェントを単一のランタイムに縛りつけないこと、そしてセッションをまたいでリソースを漏らさないことです。
oh-my-agent はクロスベンダーのハーネスです。ワークフローもスキルもサブエージェントのディスパッチも、下にあるCLIが何であるかを意識せずに済む、という考え方で作っています。今週はその方針を大きく前進させました。
新機能
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Kimi Code CLI がファーストクラスのベンダーになりました。OAuth と
KIMI_API_KEY認証、~/.kimi-code/config.tomlへの TOML フックインストール、モード対応の Serena と chrome-devtools MCP、そしてkimi -p経由の外部ディスパッチに対応します。 -
OpenCode は拡張クラスのベンダーとして加わり、プロセス内でプラグインをブリッジします。サブエージェントのディスパッチは
opencode run --agent <id>を経由し、モデルのスラグはハードコードしたカタログではなくopencode modelsで検証します。 -
oma schedule:*は、どのランタイムとも独立して発火する時間ベースの定期エージェントジョブを追加します。ひとつのSchedulerPortが launchd、systemd --user、crontab、Windows のschtasksを抽象化し、--cronまたは自然言語の--everyで間隔を指定できます。 -
oma serena reapはアイドル状態の言語サーバーを停止します。Serena はプロジェクトごとに LSP スタックをウォームに保ったまま、アイドル時に自動停止しません。そのため数プロジェクトを開くだけで 1.5GB 以上を占有します。reaper がこれを刈り取り、次のツール呼び出しで Serena が再起動します。 -
oma memory:gcはプロジェクトローカルのセッション状態と古くなった Serena の実行成果物を整理します(既定はセッション100件、50日を保持)。一方で decisions や designs のようなキュレートされた知識には一切手を付けません。 - 新しいエージェントが2つ加わりました。
refactor-engineer(予算ベースで挙動を保つリファクタリング)とresearch-explorer(引用と信頼ラベル付きのクロスソース統合)で、いずれも新しいoma-refactorスキルが支えます。 -
oma-mobileに Flutter と React Native のフルバリアントが加わりました。どちらもリポジトリ層のレスポンスキャッシュを必須にしています(Flutter は Drift によるオフラインファースト、React Native は TanStack Query と MMKV)。
修正
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oma updateが毎回ベンダースキルのシンボリックリンクを一括削除するのをやめました。更新の途中でダウンロードが失敗しても、スキルディレクトリが空になることはもうありません。 - 更新時に、出荷済みエージェントが依存するスキルを刈り取らないようにしました。
refactor-engineerがoma-refactorなしで届いてしまう抜け穴をふさいでいます。 -
cleanupPeriodDaysを Claude Code 設定のトップレベルに移しました。env配下にネストされていたときは no-op でした。 -
/hooksUI から登録された Antigravity のフックを、link と update のたびに上書きするのをやめ、保持するようにしました。
改善
- ドキュメント検証のノイズが大きく減りました。リポジトリ全体の
oma docs verifyは壊れた参照が 6,611 件から 394 件へ、web/docsサブセットは 491 件から 29 件へ落ちました。残りは本物のドリフトです。 -
oma hookは毎プロンプトで発火するため、argv のファストパスを取り、コマンドツリーを遅延ロードするようにしました。呼び出しは約 0.54s から 0.32s になりました。 -
UserPromptSubmitハンドラの予算を p95 373ms に対して再調整し、集約タイムアウトの上限を 21s から 15s に下げつつ、2s の AgentMemory リコール予算に対する余裕を保っています。 - 大きな構造的パスで、500行を超える非テストファイル28個すべてを焦点を絞ったモジュールに分割し(残る最大は491行)、重複したヘルパー(型ガード、安全な書き込み、ベンダーのユニオン型、終了コード)を挙動を変えずに統合しました。
- AgentMemory のリコールが既定で30日より古いファクトを落とすようになりました。とうに解決済みの決定が境界スナップショットに再び読み込まれることがなくなります。
Gemini CLI はサンセットの途上にあるため(2026年6月18日)、GEMINI.md の生成とスタンドアロンの gemini プリセットを削除し、レガシー設定は antigravity へソフトリダイレクトするようにしました。
インストール
# macOS / Linux
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/first-fluke/oh-my-agent/main/cli/install.sh | bash
# Windows (PowerShell)
irm https://raw.githubusercontent.com/first-fluke/oh-my-agent/main/cli/install.ps1 | iex
oh-my-agent は、その時々で認証できているCLIをまたいで同じワークフローを回すチームのために作っています。次は、今回追加したベンダーをまたいだ、よりきめ細かいエージェント単位のモデルルーティングに取り組みます。
原文(英語): https://dev.to/gracefullight/oh-my-agent-cross-vendor-scheduling-kimi-and-opencode-land-4b2b