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OCI Enterprise AIをとりあえず触ってみる

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Last updated at Posted at 2026-04-02

先日、OCIでの新たなAIエージェント開発・運用基盤として、OCI Enterprise AIがリリースされました。

ここでは、とりあえずOCI Enterprise AIを使ってAIエージェントを構築する際の最初の一歩について解説します。

OCI Enterprise AIとは

OCI Enterprise AIは、エンタープライズ向けの生成AIプラットフォームで、LLMとその周辺機能(エージェント開発・運用含む)を提供しています。

大きく3つのパーツから構成されています。

  1. Enterprise AI Models
  2. Enterprise AI Agents
  3. Enterprise AI Governance

Enterprise AI Models

従来のOCI Generative AI Serviceとの違いはほとんどないと思います。LLMをAPIで呼び出せるサービスですね。gpt, gemini, grok, llama, commandなどのモデルが利用できます。

Enterprise AI Agents

今回のリリースの目玉機能です。エージェント開発やデプロイに必要な機能が揃っています。

この記事はEnterprise AIの機能まとめ記事ではないため、エージェント利用方法についてのみ解説します。

この機能を利用してエージェントを構成するには2つの方法があります。

  1. 好きな場所からAPI呼び出しでEnterprise AI AgentsのAPIを呼び出して利用する
  2. エージェントのコンテナをEnterprise AIにデプロイする

Enterprise AI AgentsのAPIを呼び出す場合

この方法の場合、基本的にResponses APIを利用することになります。

エージェントのコンテナをEnterprise AIにデプロイする

作成したエージェントのコンテナイメージを、OCIのマネージドコンテナレジストリ(OCIR)にプッシュし、そこから引っ張ってきたイメージをEnterprise AI Agentsで動かす方式です。

Responses APIで利用する場合はエージェントの動作場所は問いませんが、この方法の場合はエージェントもEnterprise AI内で動作することになります。

Enterprise AIにデプロイしたエージェントは、オートスケーリングが可能です。ドキュメントをみると、0スケールも可能なようです。

使ってみる

Responses APIを使って、簡単なサンプルを動かしてみたいと思います。

OCIコンソールから、生成AIを開きます。
image.png

左側のメニューから、Projectsを選択します。
image.png

「プロジェクトの作成」を押すと、プロジェクト作成ページが開きます。名前だけ入力すれば、あとはデフォルトのまま作成します。
image.png

プロジェクトが作成されると一覧に表示されるので、クリックして詳細画面を開きます。
コード内で指定するので、OCIDをコピーしておきます。
image.png

以上でOCI側の設定は終了です。

次に認証情報を設定します。
Enterprise AI内のAPIキーを利用した認証方法も取れますが、今回はociコマンド(config)の認証を利用します。

こちらを参考に、ociコマンドが利用できる環境をセットアップします。

次にローカル側で以下のPythonファイルを作成します。

main.py
import os

import httpx
from dotenv import load_dotenv
from oci_genai_auth import OciUserPrincipalAuth
from openai import OpenAI

load_dotenv()

client = OpenAI(
    base_url="https://inference.generativeai.ap-osaka-1.oci.oraclecloud.com/openai/v1",
    api_key="not-used",
    project=os.environ["OCI_GENAI_PROJECT"],
    http_client=httpx.Client(auth=OciUserPrincipalAuth(profile_name="DEFAULT")),
)

response = client.responses.create(
    model="openai.gpt-oss-120b",
    input="Oracle Cloud Infrastructureとはなんですか?100文字程度で教えて下さい。",
)

print(response.output_text)

今回は先ほど作成したプロジェクトのOCIDを.envファイルから取得するようにしているため、以下のような.envファイルを作成したpythonファイルと同じ場所に配置しておきます。

.env
OCI_GENAI_PROJECT=<your-project-ocid>

実行します。

python main.py 
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)は、Oracleが提供する高性能IaaSで、コンピュート・ストレージ・ネットワーク・データベース等のクラウドサービスを企業向けに提供するプラットフォームです。

回答が得られていることが確認できます。

今回はただLLMを呼び出しただけなので、エージェントとしての機能は何もありませんが、Responses APIにはエージェント開発に必要な様々な機能が用意されています。そう言った機能を今回のような方法で呼び出して利用することで、簡単にエージェント開発が行えます。

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