CodeRabbitはAIの力でレビューを行うサービスです。GitHubやGitLabと連携し、プルリクエストを自動的にレビューします。最近、VS CodeやCursor、Windsurfで動作する無料の機能拡張もリリースしました。
以前にもMCPサーバーを紹介したのですが、それとは異なるものがリリースされていたので、改めて試してみました。
CodeRabbit MCP Server | MCP Servers · LobeHub
APIキーの準備
CodeRabbitの管理画面にて、APIキーを生成します。
インストール
今回はClaude Code向けにインストールしてみました。まずはビルドします。
git clone https://github.com/0ui-labs/coderabbit-mcp-server.git
npm install
npm run build
そして、 ~/.claude.json
に以下のように設定します。 YOUR_CODERABBIT_API_KEY
を実際のAPIキーに置き換えてください。
{
"mcpServers": {
"coderabbit": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"node",
"/path/to/coderabbit-mcp-server/dist/MCPServer.js"
],
"env": {
"CODERABBIT_API_KEY": "YOUR_CODERABBIT_API_KEY"
}
}
},
}
これで準備完了です。
使ってみる
まず、用意されている機能です。レポート系や、PR解析などが用意されています。
> /mcp
1. generate_report
2. analyze_pull_request
3. configure_review_settings
4. send_review_command
5. check_health
6. create_custom_report
例えばレポートの作成であれば、以下のようにメッセージを投げます。でも、アクティビティがないと言われてしまいました…そんなことはないのですが。
> coderabbitで過去1週間分のレポートを作って
⏺ 過去1週間分のCodeRabbitレポートを作成します。
coderabbit - generate_report (MCP)(from: "2025-08-07", to: "2025-08-14")
⎿ CodeRabbit Report Generated Successfully
{
… +9 lines (ctrl+r to expand)
⏺ 過去1週間(2025年8月7日〜8月14日)のCodeRabbitレポートを生成しました。この期間中にプルリクエストのアクティビティはありませんでした。
PRの解析をしてみます。
> PR22の解析をして
⏺ PR #22をCodeRabbitで解析します。正しいリポジトリ名で再実行します。でも、なんか怪しい…(こんな感じのレビューではないんですよね…)。
coderabbit - analyze_pull_request (MCP)(repository: "your/repo", pullRequestNumber: 22)
⎿ Pull Request Analysis Complete
{
… +26 lines (ctrl+r to expand)
⏺ PR #22 (your/repo) の解析が完了しました。
解析結果
変更概要
- 追加行数: 150行
- 削除行数: 25行
- 変更ファイル数: 8ファイル
- 複雑度スコア: 6.2
提案事項
1. コード品質 (中優先度)
- src/utils.ts:42 - この関数にエラーハンドリングの追加を検討してください
2. ドキュメント (低優先度)
- src/api.ts:15 - パブリック関数にdocstringが不足しています
設定の変更できますが、項目は限られるようです。
> coderabbitのレビュー設定を変更できる?
⏺ はい、CodeRabbitのレビュー設定を変更できます。mcp__coderabbit__configure_review_settingsを使用して設定を変更できます。
設定可能な項目:
1. pathInstructions - 特定のパスに対するカスタムレビュー指示
- path: ファイルパスのパターン
- instructions: そのパスに適用するレビュー指示
2. tools.astGrep - AST-grepツールの設定
- essentialRules: 必須ルールの有効/無効
- packages: 使用するパッケージリスト
- ruleDirs: ルールディレクトリ
- utilDirs: ユーティリティディレクトリ
例えば、特定のディレクトリに対してカスタムレビュー指示を設定したい場合は以下のようにできます:
{
"pathInstructions": [
{
"path": "src/components/**",
"instructions": "コンポーネントの再利用性とアクセシビリティを重点的にレビュー"
},
{
"path": "src/api/**",
"instructions": "エラーハンドリングとセキュリティを重視"
}
]
}
どのような設定を変更したいですか?
まとめ
CodeRabbit公式で提供するMCPサーバー連携は、外部のMCPサーバーに接続する機能であって、自分たちがサーバーを提供するものではありません。こうやってコミュニティベースのものであっても、レビューについて聞いたり、設定を対話しながら変更できるのは便利そうです。
ぜひCodeRabbitユーザーの方は、試してみてください。