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ヘルプデスクへのメール到達確認の問い合わせ

Last updated at Posted at 2022-01-31

ヘルプデスク宛によくシステムからのメールが届かない、メールが正常に送信されたか調べて欲しいなどのお問い合わせがよくあります。
そんなときの対応方法をまとめました。

1.メールアドレスに不備がないか確認

メールアドレスとして正しくない。スペルが間違っている場合があるので、確認します。

2.メール送信ログを確認

まずメールログを調べます。
当社では、AWSのCluodWatch Logsで収集しています。
AWSにはCloudWatch Logsというマネージドサービスがログ収集を行う機能として備わっています。
AWSのCluodWatch Logsでのメールログは以下のメニューから確認します。

  • CloudWatch>ログ>ロググループ>ログストリーム選択
  • ログイベントのイベントをフィルター項目に調べたいメールアドレスを入力します。
  • 送信されるべき日時も分かればCustom項目から日時を絞って検索することもできます。
  • 該当するメール送信ログの中でstatusと書かれたところを確認します。

メールログ フォーマット
Jan 28 12:22:19      //処理の発生日時
mta13a          //ホスト名
postfix/smtp[13557]:    //プロセス名
9005E823A66:      //キューID
to=xxx@docomo.ne.jp,  //送信先メールアドレス情報
relay=mfsmax.docomo.ne.jp[xxx.xxx.xxx.xxx]:25,  //送信先SMTPサーバ情報
delay=0.35, delays=0.09/0/0.07/0.2,        //メール送信の処理時間
dsn=2.0.0,        //SMTPステータスコード
status=sent       //送信結果

statusの種類には以下の3つがあります。

  • status=sent 送信完了
  • status=bounce 送信失敗
  • status=deferred 送信リトライ

3.メール送信ログの内容をお伝えする

sentの場合の対処法

sentになっていれば、メールサーバーから正常に送信されています。
こちらからは正常に送信されているため送信先のメールサーバ管理者の方にMessage-Id を伝えて、送信先側で調べてもらうしかないです。

deferredの場合

deferredは、何らかの原因で再送がかかっている状態です。
エラーコードを見て内容を確認します。(相手のメールボックスが一杯、相手サーバーが障害を起こしている、など色々)
相手先のサーバーの問題が解消すれば到達します。

例)Host or domain name not found. Name service error for name=xxxx.net type=MX: Host not found, try again
→相手サーバば見つかりません。

bounceの場合

bounceは何らかの原因でメールが戻ってきている状態で相手には到達していません。
たいていはメールアドレスが間違っているか、迷惑メールに分類されていることが多いです。
迷惑メールに分類されてスパム扱いされている場合はプロバイダに連絡して解除してもらいます。

ログにGoogleのMTAが表示されている場合は以下を案内します。

  • Google管理者ヘルプページに書いてある手順でメールログを確認して******もらう。
    Google 管理者ヘルプページ

  • Googleのメールのフィルタを設定してもらう
    Googleメールの設定ボタン(歯車)>「すべての設定を表示」>「フィルタとブロック中のアドレス」
    リストの一番下の方にある「新しいフィルタを作成」でFrom: に「ブロックを解除したいメールアドレス」を入力
    「フィルタを作成」をクリックし「迷惑メールにしない」にチェックし「フィルタを作成」をクリックして作成する


以上、ヘルプデスクへのメール到達確認の問い合わせ対応方法でした。何かの参考になれば幸いです。

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