Minecraft Caves & Cliffs アップデートの第2弾、バージョン1.18がまもなくリリースされますね!今回のアップデートでは地形の生成ロジックが大幅に変更されて、これまでのマイクラの世界とは大きく体験が変わりそうでとても楽しみです。
マイクラのJava版にはJavaのランタイムが内蔵されているので、通常はJava環境を気にすることなく遊ぶことができますが、Mac用のマイクラに内蔵されているものは x86_64
なので、M1 (Appleシリコン) Macで起動した場合はRosseta 2経由になり動作が重くなってしまいます。ネイティブ環境で快適に遊ぶためには別途Javaをインストールする必要があります。
今回1.18のリリースに備えて Mac mini (M1, 2020) でセットアップしたのでこちらにまとめます。
MultiMC
2022年12月24日追記
MultiMCの代わりにPrism Launcherを利用することもできます。こちらはMultiMCをフォークした物で機能やインターフェースはほぼ一緒です。こちらを使うと後述する m1-multimc-hack の導入をしなくてもAppleシリコンで起動可能になるのでおすすめです。
まずMultiMCを導入します。マイクラの複数バージョンのインスタンスを管理したり、MODを導入したりするのに便利です。使用するJavaのランタイムも指定することができます。
以下からMac用をインストールします。
https://multimc.org/
起動したら「Add Instance」からバニラの1.18のインスタンスを追加します。(現時点ではまだリリースされていないので、「Snapshots」にチェックを入れてpre-releaseバージョンを選択しています。)
Java
マイクラのバージョン1.18から使用するJavaのバージョンは17になりました。
以下からJDK 17の「macOS/AArch64」をダウンロードします。
https://jdk.java.net/17/
※ Javaのインストール方法はいくつも選択肢があるので好きな方法で大丈夫ですが、arm64アーキテクチャのものを選んでください
展開した jdk-17.0.1.jdk
を /Library/Java/JavaVirtualMachines
の下に置きます。
MultiMCのインスタンスの右クリックメニューから「Edit Instance」を選択して「Settings」を開きます。ここで以下のように java
のパスを指定してください。
「Test」で正しく設定できているか確認できます。
m1-multimc-hack
2022年12月24日追記
上述の通りMultiMCの代わりにPrism Launcherを利用すればとこちらの項目の設定は不要です。
以上で基本的には設定完了なのですが、この時点で起動するとLWJGL関連の問題でクラッシュしてしまいます。これを回避するために以下のスクリプトの導入が必要です。
# ラッパースクリプトとライブラリを置くための適当なディレクトリを作ります
mkdir -p ~/Minecraft
cd ~/Minecraft
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/yusefnapora/m1-multimc-hack.git
# スクリプトのパスをクリップボードにコピー
ls ~/Minecraft/m1-multimc-hack/mcwrap.py | pbcopy
スクリプトのパスをコピーしたら再びMultiMCの Edit Instance > Settings を開いて、「Custom commands」タブ内の「Wrapper command」の欄にペーストします。
インスタンスを起動すると無事マイクラが立ち上がりました
参考記事