Part6続き
前回の記事では、2019年から2021年までの軌跡を振り返りました📙
今回は2022年から2024年までのRailsの軌跡についてまとめていきたいと思います!✍️
Railsの軌跡 - 第7章
2022年:Rails7.0の普及
Rails7.0で導入された「ビルドツールを使わない開発」が実際のプロジェクトで試され、その利便性が証明されました。
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Import Maps の定着
- Node.jsやWebpackをインストールせずにJavaScriptを扱う「No Build」スタイルが、小〜中規模の開発において圧倒的なスピードをもたらしました。
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Hotwire の実践
- Turbo と Stimulus を使い、SPA(React等)に匹敵するリッチなUIをサーバーサイド中心で構築する手法が注目されました。
DHH氏からの発表
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Propshaftの登場
- 重厚なアセットパイプライン(Sprockets)に代わる、非常にシンプルでモダンなアセット管理ツール Propshaft が発表されました
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クラウドからの脱却
- 自社サービス(Basecamp/HEY)をクラウド(AWS)から自前サーバーへ移行する「Cloud Exit」を宣言し、大きな議論を呼びました。これが2023年に発表されるデプロイツール「Kamal」の開発に直結しました。
2023年:Rails7.1リリースとKamalの登場
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Rails7.1は2023年10月にリリースされ、開発者の生産性を高める実用的な機能が導入されました⭐️ - これまで高度な知識が必要だった「Docker環境の構築」が、Railsの標準機能になりました。
rails newするだけですぐに使える最適化されたDockerfileが手に入ります。 - また、DHH氏が提唱する「Cloud Exit(クラウド脱却)」を実現するためのツールKamalが正式にリリースされました。
Dockerさえ動けば、AWS、GCP、または月額数ドルの安価なVPSでも、ゼロダウンタイムで簡単にRailsアプリをデプロイできるようになり、複雑なPaaS(Heroku等)や高価なマネージドサービスに頼らない、「独立した開発者」というRailsの理想が再提示されました!
2024年:Rails7.2&8.0リリース
- 2024年8月に
Rails7.2、11月にRails8.0がリリースされました!
Rails7.2リリース
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| Dev Containerのサポート | アプリケーションでDev Container設定を生成する機能が追加され、開発環境のセットアップがさらに簡単に |
| PWAファイルがデフォルトに | 新規Railsアプリ作成時にPWA(Progressive Web App)関連のファイルが自動生成され、PWA対応が容易に |
Rails8.0リリース
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| Propshaftの標準化 | Propshaftが正式にRailsのデフォルトアセットパイプラインとなり、シンプルで高速なアセット管理が可能に |
| SQLiteの強化 | SQLiteが大幅に強化され、小規模から中規模のアプリケーションでの利用がさらに促進された |
Rails誕生から20年が経過し、DHH氏が掲げる「シンプルさ」と「独立した開発者」の理念が再び強調されました。Railsは、これからも進化を続け開発者にとって最適なフレームワークであり続けるはずなので、楽しみにしRails開発者の方々に感謝し、これからも使っていきたいと思います😌
