首記ご質問です。
かつては5250でコマンド操作でしかできませんでしたが、最近はNavigator for i 使う方が早くてかんたんです。
復習:グループプロファイルとは?
複数のIBM i ユーザー・プロファイル(ユーザーID)に共通のアクセス権限その他属性を設定する際に利用する事が多いです。たとえば、給与操作用グループプロファイル、A工場用グループプロファイル、などを作成しそれぞれの操作に必要な権限設定や環境設定を行います。設定できる内容は基本的に一般の(個人用の)ユーザープロファイルと共通です。作成完了したグループプロファイルに給与操作を行う個人のユーザープロファイル、A工場の操作を行う個人のユーザープロファイルを追加(登録)することでグループプロファイルの権限設定や環境設定を継承出来ます。個人のユーザープロファイルには個々の権限設定や環境設定は行いません。これによって例えば退職や異動の際には個人のユーザープロファイルを操作するだけで済むので設定ミスや忘れなどを抑止できます。
Navigator for i でグループプロファイルを作成する。
Navigator for i でのグループプロファイルはとてもかんたんです。
ステップ:1 Navigator for i でグループの作成を開く
名前:グループプロファイルの名前 この名前でグループプロファイルが作成されます。
記述:任意のコメント
ユーザー:このグループプロファイルに所属させる個人用のユーザープロファイルを選択して、選択されたユーザー の欄に登録(追加)します。例ではユーザーID GOMAを追加しています。
以上が完了したら、ウィンドウ右下のOKボタンを押して作成します。(画像では切れてしまいました(^^;)
以上で設定は完了です。
グループプロファイルを確認しておく。
上記で作成したグループユーザー・オブジェクトがどのように見えるか確認しておきます。
Navigator for iでは、グループ を選択します。
グループプロファイルを右クリックして開くと下記のように属している個人のユーザープロファイルが確認できます。
5250画面では WRKUSRPRFコマンドで確認できます。このコマンドでは個人用のユーザープロファイルとグループプロファイルを識別しないので(大昔からの振る舞いがそのまま残っています…)、初見だとちょっとわかり難いと思います。
上記の例では、GRPPRF1 だけがグループプロファイルでそれ以外は通常の個人用ユーザープロファイルです。