WRKJVMJOBコマンドで取得できるのと同様なJVM情報を取得できます。
概要
■ビュー名:QSYS2.JVM_INFO
■カテゴリ:Javaサービス
■サポート:IBM i 7.2 SF99702 Level 5以降
■参照URL(IBM i 7.5):https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=services-jvm-info-view
使用例
以下はインフォセンター記載のサンプルです。
実行中のJVMジョブについてヒープサイズが大きい順に値を返します。
SELECT * FROM QSYS2.JVM_INFO
ORDER BY CURRENT_HEAP_SIZE DESC;
実行サンプルです。
APサーバーやHTTP ADMINサーバー等が表示されていますね。ジョブ名/ユーザー名/ジョブ番号があって、Javaスレッドカウント、GC関連情報:トータルGC時間、GC回数などが表示されます。
右にスクロールすると、
ヒープサイズ情報:イニシャルヒープサイズ、現在のヒープサイズ、使用中のヒープサイズ、そのジョブの最大ヒープサイズなどが表示されています。
総じてJVMジョブの基本情報とメモリ関連の情報が取得できます。
WRKJVMJOBの例
オリジナルのWRKJVMJOBコマンドも気になる方がいると思うのでw、のぞいてみますと、、
WRKJVMJOB
JVMジョブの一覧が表示されます。各ジョブの詳細はOPT欄に番号を入力してエンターキーを押して確認します。
例えば、5=処理 を選択すると、、
そのジョブの基本情報(JDKバージョン、ビット数など)が画面上部に表示されます。
さらに、1~10の番号を押して必要な情報を取得します。QSYS2.JVM_Infoビューで取得しているのは、オプション5,10等の情報のようです。
オプション5.ガーベッジ・コレクション情報の表示
オプション10. GCサイクル・テーブルの表示
番号列がGCサイクル番号を示します。
QSYS2.JVM_Infoビューだと下記に表示される値ですね。
5250 WRKJVMJOBコマンドだと各GCサイクルごとの開始時/終了時、GCによって解放されたヒープサイズが表示されています。対して、QSYS2.JVM_Infoビューでは現時点を基準にヒープの最大、最小サイズ等を表示しますので、用途に応じて使い分けが必要かもしれません。