こちらのコメント にguri guriさんからご質問頂いた件です^^
WRKSYSSTSコマンドのメインメモリ(IBM i ではプールと呼称)関連取得値と同様な値を返します。
各プールの割振りサイズ、最大活動ジョブ数、DBページ不在/Fault、Non-DBページ不在/Fault等の値をアクティブプール毎に1行返します。
WRKSYSSTSコマンドでは表示されない値も返されます。
概要
■ビュー名:QSYS2.MEMORY_POOL_INFO
■カテゴリ:実行管理サービス
■サポート:IBM i 7.2 SF99702 Level 9
■参照URL(IBM i 7.5):https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=services-memory-pool-info-view
実行例
SELECT * FROM QSYS2.MEMORY_POOL_INFO;
上記ですべてのアクティブなメモリプールの情報を返します。
※上記の例では、別記事で使用したGOMALIB/GOMASBS1 を開始した状態です。結果、*SHRPOOL1, *SHRPOOL2 がアクティブになっています。
ちなみに上記のIBM i サービス実行結果とほぼ同じタイミングでのWRKSYSSTSコマンドの結果画面では、
となり、Reserved Size = 予約済みサイズ(M)、 Maximum Active Thread = 最大活動であることが確認できます。
またWRKSYSSTSコマンドでは +++++ と表示されている*MACHINEプールの値が数値で表示(例では32,767)されています。
下記の辺りの情報は各プールの不在率、ページング回数ですね。
※ただし最後の、TUNING_PRIORITY カラムはWRKSYSSTSコマンドだと表示されないと思います。
5250 WRKSYSSTSコマンドだと、、タイミングちょっとズレてて誤差ありますが近似な値が表示されています。
続く、TUNINGxxx というカラムもWRKSYSSTSコマンドでは返されないと思います。
※マニュアルの記載は下記です。機械翻訳でちょっとわかり難いですが。。サンプルのシステムはQPFRADJシステム値が 2 なのでシステムの自動調整での最大・最小が表示されているようです。
※また、*MACHINEプール = 一番上の行 のTuning Minimum Faults と Tuning Maximum Faults はいずれも 10 で同一値となっていることが他のプールと異なる点ですね(他のプールはQPFRADJ 2時のページ不在数指標値の最小値と最大値が異なります)。
※あるシステムの事例で、マシンプールのFault値が3桁に届くシステム(マシンプールサイズが極端に小さいシステム)を見たことがあるのですが、このシステムではOSの基本機能(5250ジョブとの通信機能など)がページアウトされてしまい正常に動作しない、というような通常では起こらない症状がみられました。やはりマシンプールサイズは最優先で割り当てるべきだと思います。