【序文】
いつ購入したのか自分でも覚えていないような古い SDカードリーダ/ライタを使い続けていたけど流石に最近調子が悪い。
USB3.0版のパフォーマンスにも興味があったので買い換えた。
ベンチマークを記録に残す。
【環境】
対象 | 説明 | URL |
---|---|---|
BSCRSDU2WH | USB2.0接続 SDカードリーダ/ライタ | https://www.buffalo.jp/product/detail/bscrsdu2wh.html |
KE-CRS3 | USB3.0接続 SDカードリーダ/ライタ | https://www.lmt-inc.jp/products/kellner_11.html |
M203 | 32G microSDカード | https://jp.toshiba-memory.com/product/microsd/muj/index_j.htm |
母艦は Windows10。 |
【ベンチマーク】
対象 | 読込 | 書込 |
---|---|---|
BSCRSDU2WH | 21.50 | 17.41 |
KE-CRS3 | 88.60 | 21.97 |
読み込みは4倍程度速くなったけど、書き込みは2割増し程度という残念な感じ。
最新の Raspbian Buster with desktop(10.1) を balenaEtcher(v1.5.58) で書き込みに要した時間も計測(validating の時間含む)。
| 機器 | 書込時間 |
| ---- | ---- | ---- |
| BSCRSDU2WH | 約7分 |
| KE-CRS3 | 約5分 |
千円程度の製品だとこんなもん?
ただ、microSD のバックアップを取る際は体感でも分かる程速くなった。
それと、実は最初は別の microSDカードでベンチマークを計り、その時はもっと数字が悪かった。microSDカードの性能に依存する部分もあると思う。
【余談】
今回購入した製品のパッケージに、USB3.0 は USB2.0 の10倍のスピードと謳っているのはちょっと作為的だと思う。
確かにそれは事実なんだけど、SDカード自体の読み込み、書き込みのパフォーマンスはそこまで良くないから、そんなスピードは出ない。じゃあ実測としてどの程度の違いがあるのかな? というのがベンチマークを行った動機。
それと SDカードって容量の規格も色々あるけど(SD、SDHC、SDXC、SDUC)、スピードの規格もいわゆる Class10 以外にも、UHS の UHS Speed Class1 とか、アプリケーションパフォーマンスクラスの Class1(A1)とか屋上屋を重ねて複雑怪奇。
Linux 上で認識される際のデバイス名、mmcblk ってのも大人の事情でマルチメディアカードとして認識しているからだとか、そこら辺の事情も複雑。
後、USB3.0 も無かったことにされているそうで、正しくは USB3.1 Gen1 だとか。もう少し何とかならないものかね。年寄りにはついていけないよ。