【繋がらない、Wi-Fi】
前回 USB Wi-Fi子機の自動再接続 の続き。
動作が不安定になった。Raspberry Pi 3B 起動後、数十秒で切れてしまい、その後まったく繋がらない。(再接続スクリプトが効かない)
流石に Wi-Fi子機を挿し直したり、タスクバーの Wi-Fi メニュー [Turn Off Wi-Fi] -> [Turn On Wi-Fi] とすれば再接続されるが、やはり数秒から数十秒後に切れてしまう。
Wi-Fi子機を接続する USBポートを変えてみたり、アンテナの角度を変えてみたり、Power Off 等の設定を見直してみたり、オンボード Wi-Fi が干渉しているのかと止めてみたり。
色々と試行錯誤するも改善されない。
感覚的に何かが接続を阻害しているというか、干渉している印象。
【見知らぬ、接続先】
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
に不正な接続先が先頭に登録されていた。何だこれ?
SSID
が自宅 Wi-Fi以外のもの(多分隣近所のもの)で、パスワードが自宅Wi-Fi のものという定義。当然繋がらない接続先。
しかしそんなものを書き込んだ覚えはない。GUI上で WI-Fi に手動で接続した場合にもこの設定ファイルに書き込まれるので、誤った操作をした結果なのかもしれない。
何にしても、この不正な設定が悪影響を及ぼしていたようで、この定義を消したら問題も解消された。
【Wi-Fiを、君に】
と、分かってしまえば単純な問題だったけど、それが分からず二日ほど悩んだ。
一方でもう一つ問題があった。
折角 5GHz帯に接続する為にUSB Wi-Fi子機を挿しているのに、自動接続ではしばしば 2.4GHz帯に繋ぎに行ってしまう。
優先的に 5GHz帯に接続するような設定はないものかとネットを検索し、前述の設定ファイルの priority
で指定する方法に辿り着く。
ラズパイで複数のネットワーク設定をする
早速設定ファイルを開いてみると……。でやっとそこに不正な接続先が定義されていることに気が付いたと。
【Wi-Fiのかたち 接続先のかたち】
ただし、まだ不満点はある。
起動時、5GHz帯に優先的に接続されるようにもなったのは良いけど、設定ファイルの優先順位はあくまでもこの初回接続時に適用されるらしい。
自宅 Wi-Fi環境は中継機が不安定で時々接続不能になる。それが原因で接続が切れた場合は親機に接続に行って欲しいのだけど、再接続には前述の優先順位は適用されないようで、あくまでも切断された接続先(最後に繋がっていた接続先)に繋げに行く仕様らしい。
ここら辺の制御方法はないものかね。
しかし、色々と勉強になった。
因みにオンボード Wi-Fi の止め方は以下が参考になった。
Raspberry Pi 3の無線LAN(内蔵WiFi)をオフにする
それと、Wi-Fi が切れている状態だと、シャットダウン、リブート時、デスクトップ画面が終了し、コマンドモードに戻ってから数十秒固まってしまい、ストレスだった。
あれって何やってるんだろう?