【目的】
マクロで簡単接続。
TeraTermマクロ学習。
【前提】
- 母艦はWindows
- 接続先の Pi は何でも
- ターミナルソフトは TeraTerm
- 個人使用（セキュリティより手軽さ重視）
【マクロ - 単体用】
piz.ttl
hostname = '192.168.11.112' ; piz
username = 'pi'
passwd = 'raspberry'
msg = hostname
strconcat msg ':22 /ssh /auth=password /user='
strconcat msg username
strconcat msg ' /passwd='
strconcat msg passwd
connect msg
- テキストエディタを開き、上記マクロをコピペ
- 先頭行の IPアドレスは手持ちの Pi の IPアドレスに書き換える
- ユーザ名、パスワードもデフォルトから変更している場合は書き換える
- 分かりやすい名前で保存。拡張子は「.ttl」とする
- ttlファイルの関連付けが設定されていない場合は設定する
https://www.j-oosk.com/teraterm/configuration/516/ - 保存したマクロファイルをダブルクリック
正常にログインできれば成功。
失敗する場合は、IPアドレス、ユーザ名、パスワードのいずれか、又は全てが間違っているので見直す。
【マクロ - 複数台用】
piall.ttl
strdim hostname 4
hostname[0] = '192.168.11.112' ; piz
hostname[2] = '192.168.11.101' ; pi2
hostname[3] = '192.168.11.110' ; pi3
strdim username 4
username[0] = 'pi'
username[2] = 'pi'
username[3] = 'pi'
strdim passwd 4
passwd[0] = 'raspberry'
passwd[2] = 'raspberry'
passwd[3] = 'raspberry'
inputbox '0:raspberry piz, 2:raspberry pi2, 3:raspberry pi3' '選択'
str2int int_input inputstr
msg = hostname[int_input]
strconcat msg ':22 /ssh /auth=password /user='
strconcat msg username[int_input]
strconcat msg ' /passwd='
strconcat msg passwd[int_input]
connect msg
先にこのマクロの動きを説明。
起動すると以下の「選択」ダイアログが表示される。
入力する数値により接続先が切り替わる。
| 値 | 接続先 |
|---|---|
| 0 | Pi Zero |
| 2 | Pi2 |
| 3 | Pi3 |
「OK」ボタンクリックでログイン。
改めてマクロの説明。
マクロ先頭に定義されている各接続先情報を自分の環境に併せて書き換え実行する。
4台以上を制御したい場合は、コピペでコードを拡張。
【備考】
マクロ内にユーザ名、パスワードが書かれている、しかも平文で、なのでセキュリティ的にどうなのってのはあるけど、あくまでも個人が自宅で趣味で使う範囲ということで。
いや逆に考えるんだ。これはユーザ名、パスワードのメモ書きなんだと。
当たり前だけど、TeraTermによる接続なので、接続先は Pi に限らない。
Linuxをインストールした PC なり AWS なり何でも良い。
マクロの入門、取り合えず動かしてみよう、なので入力値チェックといったエラー判定は行っていない。