非エンジニアがClaude Codeで「業務で使える変換ツール集」を18個作った話
はじめに
とあるIT企業で働いている じーえむ と申します。エンジニア組織に所属していますが、自分自身はコードを書く専門職ではありません。
そんな自分が、Claude Code を使って 18個のWebツールが詰まったサイトを作りました。
🔧 完成したサイト: rery-tools.com
この記事では、「コードを書けない人間が Claude Code で何をどこまで作れるのか」のリアルな成果物として、できあがったツールを紹介していきます。
⚠️ 本記事は技術解説ではなく、ツール紹介寄りの内容です。「こんなの作れるんだ」という感覚を持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
なぜ作ったか
きっかけは2つあります。
① 変換ツールが「散らばっている」問題
Markdown → Slack、JSON フォーマット、Base64、文字数カウント、UNIX タイムスタンプ……。
便利なツールはネット上にいくらでもあるんです。でも、毎回それぞれ別のサイトを検索してアクセスするのがダルい。タブが増える、ブックマークも増える、UI もバラバラ。
「全部1か所にまとまっていて、UI も統一されていればいいのに」というのが、ずっと思っていたことでした。
② AIに毎回頼むのは「使用量」がもったいない
最近は「Claude に貼って変換して」で済むことも多いんですが、これが地味に問題で。
- ちょっとした書式変換のたびに会話を消費するのはトークンがもったいない
- 毎回プロンプト書いて結果を待つのは普通に遅い
- Claude のメッセージ上限があるプランだと、こういう雑用で枠を使いたくない
「AI を使うほどでもない単純作業は、決定論的に動くツールで一発処理したい」と思って手を動かし始めました。
そして実際、Claude Code に「Slack の mrkdwn 形式に変換するツールを作って」と頼んだら、本当に動くものが出てきた。これはいけるかもしれない、と18個まで増えました。
作ったツールたち
💬 メッセージング系(Markdown 変換)
業務で一番使うのがこのカテゴリです。
Markdown ↔ Slack 変換
Slack は独自の mrkdwn 形式を使うので、普通の Markdown を貼ると太字も斜体も崩れる。これを双方向に変換します。
| 項目 | Markdown | Slack |
|---|---|---|
| 太字 | **太字** |
*太字* |
| 斜体 | *斜体* |
_斜体_ |
| リンク | [名前](URL) |
<URL|名前> |
| 取消線 | ~~取消~~ |
~取消~ |
GitHub の Issue を Slack に共有するときや、議事録を流すときに必ず使います。
Markdown ↔ Discord 変換
Discord は Slack と似て非なる書式。コミュニティ運営している人に刺さると思います。
Markdown ↔ Teams 変換
Teams で Markdown が崩れる問題、地味にしんどいんですよね。これも変換できます。
Markdown → HTML 変換
ブログや CMS への貼り付け用。クリーンな HTML を吐きます。
📝 テキスト処理系
文字数カウンター
文字数・バイト数・行数をリアルタイムで計測。SNS や SEO の制限チェックもできます(X の 280 文字、meta description の 120 文字など)。
全角 / 半角変換
コピペしてきたデータの数字が全角だった、みたいなときに一括変換できると地味に助かります。
テキスト整形
全角スペース・連続スペース・空行をまとめて掃除。コピペしたテキストの整形に。
読了時間計算
記事を書く人向け。「この記事は何分で読めるか」を計算します。
テーブル → Markdown 変換
CSV / TSV / HTML テーブルを Markdown 形式に変換。Excel の表を GitHub Issue に貼りたいときに重宝します。
🔐 エンコード系
Base64 エンコード/デコード
UTF-8 対応。日本語もちゃんと扱えます。
URL エンコード/デコード
ハッシュ生成
MD5 / SHA-1 / SHA-256 / SHA-512 に対応。
JWT デコーダー
API のデバッグ時に使います。
🗂️ 開発系
JSON フォーマッター
整形 / ミニファイ / 検証。構文エラーの位置も表示するので、デバッグが速くなります。
UNIX タイムスタンプ変換
日時と UNIX 時間を相互変換。JST / UTC どちらにも対応。
🎨 ユーティリティ系
日付計算
「契約の◯日後」「年齢計算」など、地味に手計算したくないやつ。
パスワード生成
ブラウザ内で完結して生成。サーバーに送信しません。
色変換
HEX / RGB / HSL を相互変換。カラーピッカー付き。
こだわったポイント
全部「ブラウザ内完結」
このサイトのツール、入力データを一切サーバーに送りません。すべてブラウザの中で処理が完結します。
業務で使う以上、パスワードや JWT、社内文書を貼っても安心して使えるようにしたかったので、ここは譲れませんでした。Claude Code に「サーバーレスで、ブラウザだけで動くようにしたい」と伝えたら、最初からそういう設計で実装してくれました。
UI と操作感を統一
ツールごとにバラバラのサイトを行き来していたストレスを解消したかったので、全ツールで同じレイアウト・同じ配色・同じコピーボタン位置にしています。一度使い方を覚えれば、他のツールも迷わず使えます。
非エンジニアが Claude Code を使ってみた感想
技術記事ではないので深入りはしませんが、やってみて分かったことを3つだけ。
1. 「何を作りたいか」を言葉で説明できれば、形になる
コードの書き方は分からなくても、「Slack の太字は * で囲むので、Markdown の ** から変換してほしい」みたいな仕様を日本語で書ければ動くものが出てきます。普段の業務で「やりたいことを言語化するスキル」は誰でも使っているので、それがそのまま活きました。
2. エラーが出ても、画面を見せれば直してくれる
詰まったときは、エラーメッセージを Claude Code にそのまま貼るか、画面のスクショを見せれば解決策が返ってきます。「自分で直せないと作れない」というハードルがほぼ消えたのが大きいです。
3. 「全部作ってもらう」より「小さく分けて作る」が効く
18個のツールを一気に作ったわけではなく、1ツールずつ・1機能ずつ積み上げました。「Slack 変換だけ」「次は Discord 変換だけ」と区切ると、Claude Code も精度高く実装してくれますし、使用量(=トークン消費)も最小限で済みます。
おわりに
「AIに頼むほどでもないけど、毎回検索するのは面倒」な作業って、意外と多いんですよね。
そういう小さな摩擦を1か所にまとめておくと、
- AI の使用量を節約できる
- 検索とタブ管理から解放される
- 結果として、本当に AI に頼むべき作業に集中できる
という3つの効果がありました。
もし業務で使えそうなツールがあれば、ぜひ rery-tools.com を覗いてみてください。ブックマークしておくと、検索する手間が消えます。
🔧 rery-tools: https://rery-tools.com/
要望や「こんなツールも欲しい」があれば、コメントで教えていただけると嬉しいです。次の1個のヒントになります。