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iOS上にHTTPサーバを立ち上げる方法

Last updated at Posted at 2014-07-16

背景

Romoハッカソンで3DSからRomoを操作できるようにした時に、iOS端末内でHTTPサーバを動かすようにしました。その時のメモです。Objective-Cでごめんなさい。

Podfile

1からHTTPサーバ作るのなんてとても大変なので、CocoaPodsで使えるものを探しました。ルーティングの設定もしたかったので、Add-On的なものが入っています。

pod 'CocoaHTTPServer'
pod 'RoutingHTTPServer' 

HTTPサーバインスタンスの作成

AppDelegate.h内に以下を追加します。これはサンプルにあるのをそのまま使います。

AppDelegate.h
#import <RoutingHTTPServer/RoutingHTTPServer.h>
/* HTTPサーバーインスタンス */
@property (strong, nonatomic) RoutingHTTPServer *httpServer;

HTTPサーバの設定と起動を行います。

HTTPサーバの設定をします。サンプルほぼそのままです。content-typeを明示しないとルーティング時のレスポンスを返す際に、3DSで このファイルは読み込めません とエラーが出てしまっていたでそこだけ対応します。

AppDelegate.m
- (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions {

    httpServer = [[RoutingHTTPServer alloc] init];

    // ポート未指定の場合ランダムで設定されるので、適当なポート番号を指定する
    [httpServer setPort:SERVER_PORT];

    // ドキュメントルートに「htdocs」を指定する
    [httpServer setDocumentRoot:[[[NSBundle mainBundle] resourcePath] stringByAppendingPathComponent:@"htdocs"]];
    // Content-Typeを明示
    [httpServer setDefaultHeader:@"content-type" value:@"text/html"];

    //ルーティングの設定
    [self setupRoutes];

    // HTTPサーバーを起動する
    [self startServer];
    return YES;
}

ルーティングの設定をします

httpServerに対して、ルーティングの設定を行います。http://{ServerURL}/drive/LEDにアクセスされた場合に、LED!と返しつつ、なんらかのコードが実行できる例です。

AppDelegate.m
- (void)setupRoutes {
    [httpServer get:@"/drive/LED" withBlock:^(RouteRequest *request, RouteResponse *response) {
        /* とりあえずメッセージを返す */
        [response respondWithString:@"LED!"];
        /* 必要に応じてなんらかのコードを書く */
    }];

これで出来ること

自分のアプリ内にサーバ立てられるので、XSSによる制限を回避する場合とかには有効なのかもしれません。申請が通るかはわかりませんが...。

コメントによるとAppStoreの審査を通った実績は有るようです。

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