はじめに

4年も使っているMacBook Proの容量がほとんどなくなった。

書類やデータはほとんどiCloudに移していて、
アプリケーションも使わないものはどんどん消したにも関わらず、空き容量がない。
特に「システムデータ」が大きすぎる。

最近どうも動作が重かったりファンがよく回るので、良い機会だから初期化してみます。

環境

MacBook Pro (2017, 256GB)
macOS Moonterey

必要なデータをiCloudにバックアップする

デスクトップと書類フォルダのデータは常にiCloudに同期する設定をしていましたが、
他の場所にあるデータも全てiCloudに入れました。

macOSを再インストールする

(この手順はIntelのチップを搭載するmacbookが対象です。
Appleチップ搭載の場合はこのリンクを参考にしてください)

OSの初期化は、
https://support.apple.com/ja-jp/HT208496 を参考にして実行します。

まず、ファイルのバックアップが完了したら、

iCloudからサインアウト
iMessageからサインアウト

を済ませておきます。

次に、macの電源を切り、ディスクユーティリティに従ってIntel搭載のMacを消去するを行います。
Mac の電源を入れてすぐに「command (⌘) + R」キーを長押し → 管理者ログインで次の画面が表示されます。

あとはリンク先の手順に従って内蔵ボリュームとユーザの削除を完了してください。

上の画面に戻ったら、「macOS Montereyを再インストール」に進みます。
詳細はここにあります。インストール中はmacbookの蓋は閉じないほうがいいみたいです。

OSの再インストールで選択するディスクがない

原因は分かりませんが、内蔵ディスクの削除を終えたあと、
Montereyの再インストールをしようとしたら、ディスクが選べませんでした。

なので一度再起動してみると、High Sierraのリカバリーモードで起動されました。

面倒でしたが、「macOSを再インストール」からHigh Sierraを入れて、
その後でAppStore経由でMontereyにアップグレードする形になりました。

（アップグレードのインストール中に「"null"を確認中...」で止まってしまい、
それ以降進まない問題が発生しましたが、強制的に再起動し、
リカバリーモードからもう一度内臓ボリュームの削除 → High Sierraのインストール → Montereyにアップグレードで解決しました。）

NVRAMをリセットする（任意）

(この手順はスキップしても問題ありません)

NVRAM (不揮発性ランダムアクセスメモリ) は音量や画面解像度、
そして最近起きたカーネルパニックの情報などが記憶される小容量のメモリです。

これらの設定情報に関する問題が起きている場合は、
NVRAMのリセットで解決できる場合があります。
例えば次のような場合です。

システム環境設定の「起動ディスク」パネルで指定したものとは異なる起動ディスクから
Mac が起動する場合や、Mac の起動時に疑問符アイコンが表示される場合は、
NVRAM のリセットが必要だと考えられます。

OSの再インストールが完了すると、再起動されますが、
設定を続けずに「command (⌘) + Q」キーを押してシステム終了してください。

続いてmacの電源を入れたら、
「option」「command」「P」「R」の 4 つのキーを同時に押し、
20 秒ほど押し続けてからキーを放します。

リセットされるとmacは再起動し、設定アシスタントが再び表示されます。
あとは表示される手順に従いましょう。

新しいOSにログインしたら、iCloudを同期する

これで完了です。
さて、112.77GBもあった「システムデータ」はどれだけ減ったかというと...

スッキリしました。
あとはiCloudを同期して、必要なデータをまた戻すなどして完了。

おわりに

少ししたら、相変わらずファンがうるさく回り始めた。
iCloud Driveの同期が原因かもしれない。
アクティビティモニタ見るとbirdとかclouddなどのプロセスがCPU消費してる。

全て完了するまで、半日くらいはかかった。
あと、Time Machineで復元する方法もあるが、特に古いmacbookだと何が起こるか分からないので、大切なデータは別の安全な場所に保存しておくといいかもしれない。

とりあえずサクサク動くようになったから満足。