1. はじめに
前回は「育休中にポチった機材」を中心に自宅サーバー構築を思い立った経緯と採用するコンポーネントおよび物理構成を紹介しました。
第2回となる今回は、バックアップの要になる Proxmox Backup Server (PBS) 、仮想化基盤である Proxmox VE (PVE) のインストールと運用を劇的に楽にする初期設定を解説します。
「設定をいじりすぎて壊してしまった……」
そんな時でも、作業開始前の状態に数秒で戻せる環境をまず作り上げます。これが「日本一安全(を目指す)」ための第一歩です。
一般的なチュートリアルではメイン機(PVE)から解説されることが多いですが、本連載では 「安全第一」 の観点から、以下の順序で進めます。
構築のロードマップ
その1. PBS (GMKtec) をインストール: バックアップの「器」を作る
その2. 初期設定とNASを連携: 大容量ストレージをバックアップ先として紐付ける
その3. PVE (DeskMini) をインストール: メイン環境の構築
その4. 最後に PVE と PBS を連携: 「立てた瞬間にバックアップ可能」な鉄壁の環境を完成させる
この順序で行うことで、PVE側の設定を一ついじるごとに「今の状態をバックアップ」できるため、失敗を恐れず作業が進められます。
2. 構築
その1. バックアップの器を作る (PBSインストール)
まずは、バックアップ専用機の GMKtec NucBox G3 Plus に Proxmox Backup Server (PBS) をインストールします。
インストール手順
- ISO準備: 公式サイトからPBSのISOをダウンロードし、USBメモリに書き込みます
- 起動: USBメモリを差し込み起動させます
- Boot選択: 「Install Proxmox Backup Server (Graphical)」を選択します
- Target選択: インストール先のディスクを選択します
- 地域とタイムゾーン選択: 地域は日本を、キーボードレイアウトも日本語を選択します
- 管理者設定: ログイン時に使用するパスワードと異常時に通知を受け取るためのメールアドレスを入力します
-
ネットワーク設定: FQDN形式でのホスト名(例:
pbs-backup.local)、固定IP(例:192.168.1.250)などを入力します - インストール: 入力内容に間違えていないかを確認し、インストールを実行します
🎥 動画で見るインストール手順
本ステップ(PBSの初期インストール)の流れを、VOICEVOX:玄野武宏さんのナレーションとともに動画にまとめました。BIOS画面の操作感や、インストーラーの挙動を詳しく確認したい方はこちらをどうぞ。
その2. 【重要】PBS初期設定とNASを連携
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まとめ
「バックアップ先を最初に作る」という一手間が、この後の構築作業における絶大な安心感に繋がります。
次回は、いよいよこの基盤の上に Step 3:Docker ComposeによるNextcloud AIOの起動 を行い、家族の連絡拠点を構築していきます!