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MITライセンス・CCライセンス・参考文献など覚えておきたい表記方法

Last updated at Posted at 2023-12-15

これはなに?

普段開発したり、記事を書いたりするときに、ライセンスの確認や参考にした文献を記載を調べ直したりする機会が多いので、一度自分の学びとしてまとめてみようと思いました。

自分向けではありますが、この記事が誰かのお役に立てると幸いです。

MITライセンス

yarnなどのライブラリでパッケージを探すと MIT というライセンスを利用しているものが多く見受けられます。
マサチューセッツ工科大学を起源とするオープンソースのライセンスの表記です。

特徴

  • このソフトウェアを誰でも無償で無制限に扱って良い。ただし、著作権表示および本許諾表示をソフトウェアのすべての複製または重要な部分に記載しなければならない。
  • 作者または著作権者は、ソフトウェアに関してなんら責任を負わない。

書き方

下記の情報をソフトウェアのすべてのコピーまたは主要部分に含まれるものとします。

  • 著作権(コピーライト)
    • Copyright <初公開の年> <著作権者>
  • MITライセンスの許諾表示(下記のいずれか)
    • MITライセンスの全文
    • MITライセンスの全文が記載されている他のサイト(自サイトに用意してもOK)のURL

Creative Commons(CCライセンス)

クリエイティブ・コモンズは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称です。

CCライセンスとは、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのツールです。

特徴

4つの条件を組み合わせた、全6種類。

表示 非営利 改変禁止 継承
表示 非営利 継承
作品のクレジットを表示すること 営利目的での利用をしないこと 元の作品を改変しないこと 元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開すること

書き方

表示 表示・継承 表示・改変禁止 表示・非営利 表示・非営利・継承 表示・非営利・改変禁止

例えば「表示」のCCライセンスの写真素材を掲載する場合、写真素材のすぐ下にこのような記載をすればOKです。

素材タイトル(©著作権者)、[クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)](https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)

参考文献

記事を書くときには、サイトや文献を参考にすることも多いと思います。
参考文献 書き方 などでGoogle検索をすると、2023年12月時点では大学の資料が上位に上がっていました。
どうやら学術分野や論文の投稿先などで、書き方が変わるようです。

引用・参考文献の書き方によると、3種類のスタイルが紹介されていました。

  1. SISTスタイル
    - 日本の科学技術振興機構が定めたスタイルです。日本国内において文系・理系
    を問わず広く活用されるよう策定されました。
  2. MLAスタイル
    - 米国現代語学文学協会のスタイルで、人文科学分野(文学や言語学など)を中
    心に用いられます。
  3. APAスタイル
    - 米国心理学会のスタイルで、社会科学分野(心理学や社会学など)を中心に用
    いられます。

SISTスタイルのWebサイトの参考文献の書き方だと下記のようになります。

著者名. “ページ名”. Web サイト名. 出版年. URL, (アクセス日).

私が今回参考にさせていただいているページで表現するとこうなります。

SISTスタイルのWebサイト記入例
立命館大学図書館レファレンス係. "引用・参考文献の書き方". 立命館大学. 2023-7.https://www.ritsumei.ac.jp/lib/pub/d08/010/14_quote.pdf, (参照 2023-12-14)

<cite>で引用元要素を記載する

HTMLには引用元を表記するためのタグが存在します。
<cite>タグです。
引用された創作物のタイトルをマークアップするために使用します。

<figure>
  <blockquote>
    <p>引用するテキストです</p>
  </blockquote>
  <figcaption>
    この文章は<cite><a href="url">タイトル</a></cite> から引用
  </figcaption>
</figure>

<cite> には人物名は入れることができません。タイトル・作品名のみ記載しましょう。

規程では <cite> はイタリック体になります。
Qiitaの記事でも <cite> は利用できますが、見た目は変わりません。

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