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【5分でできる】はじめてのgit alias設定方法

Last updated at Posted at 2021-06-16

この記事はなに?

  • gitのaliasをはじめて設定する人向けの記事です。
  • 派生して、新卒や新メンバーの受け入れで教育担当になった人が、「この記事見て設定しておいて」ができる記事になるといいな。
  • 3000文字Tips - 知ると便利なTipsをみんなへ届けよう」への投稿記事
  • 対象読者
    • はじめてaliasの設定をする人
    • 非エンジニアだけれどコマンドでgit操作することになった人
    • 新卒などの教育担当になった人

aliasとは

簡単に言うと短縮コマンドを設定できます。

例えば、git status -sbというコマンドを私は良く使います。
これを git stと打てば git status -sb の内容が実行されるように設定しています。

gitのコマンドはオプションを付けることでより便利に利用できます。
ですが、コマンドとオプションを補完なしで毎回入力するのは面倒です。
(※補完する方法は別途ありますが、今回は触れません)

頻繁に使うコマンドを設定しておくと毎日のgit操作が快適になりますよ。
短縮の形も人によって違うので、ぜひ自分が使いやすい形をみつけてください。

:beginner: gitに不慣れな方への補足

git statusとそのオプションについて軽く説明します。
知っているよという方は読み飛ばして、次の章へ進んで問題ありません。

git statusと打てば、ローカルで変更されたファイルを確認できます。

git statusの表示結果例
On branch [ブランチ名]
Changes not staged for commit:
  (use "git add <file>..." to update what will be committed)
  (use "git restore <file>..." to discard changes in working directory)

    modified: [変更ファイル名]

でも正直表示が長いので、私はgit status -sbというオプションを利用して、省略表示をしています。
オプションの内容を簡単に説明すると、-sでstatusで表示される内容を短縮し、-bでbranch名を表示します。

表示結果は下記のようになります。

git status -sbの表示結果例
## [ブランチ名]
 M [変更ファイル名]

毎回 git status -sb と打つのは手間なので、git st と打てば git status -sb が実行できるようにaliasを設定しています。

設定方法

ここからは設定方法について解説します。

前提

  • gitをインストールしている
  • 隠しファイルを見れるようにしている ※エディタで編集したい人

設定ファイルを開く

aliasを設定する場所は、反映させたい範囲によって異なります。

反映させたい範囲 設定ファイル 備考
システム全体 /etc/gitconfig 利用しているパソコン全体で使えます
ユーザー ~/.gitconfig ログインしているユーザーで使えます
リポジトリ リポジトリルートディレクトリ/.git/config 操作しているリポジトリ配下で使えます

複数箇所に書いた場合、優先度は システム全体 < ユーザー < リポジトリ となります。

今回は ~/.gitconfig で解説をしていきたいと思います。

コマンドで開く

ターミナルなどのCUIで操作したい方は、下記のコマンドでファイルを開けます。

git config --global --edit

エディタで開く

VScodeなどのエディタで開きたい方は、隠しファイルを閲覧できる状態にしてからファインダーから直接VScodeで開いてください。

Macの場合 Winの場合
~/.gitconfig C:\\Users\{username}\.gitconfig

設定する

初めて .gitconfig を開いた時は何も書いてないと思います。
ここに自分でaliasを書き足していきましょう。

すでに何かしら記入してある場合は、続きに記入してください。

最初に [alias] と記入してセクションを宣言します。
aliasの記入方法は 短縮コマンド = 通常のコマンド と記入してください。

例えば先に説明した git status -sb のaliasは下記のように書きます。

~/.gitconfig
[alias]
    st = status -sb

設定が完了したら、保存すれば使うことが可能です。
ターミナルなどでお試しください

:beginner: 何から設定したらいいかわからない方向け

私が思う、最初に登録をおすすめするaliasはこちらです。
良ければご活用くださいませ。

~/.gitconfig
[alias]
  st = status -sb
  co = checkout
  br = branch
  ft = fetch
  loga = log --graph --oneline

Qiita内にもaliasの記事がいっぱいあるので、とても参考になります。
何かしらこの記事がお役に立てたら幸いです

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