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ジョブを予約実行するatコマンドもどきをrubyで

Last updated at Posted at 2015-02-16

atコマンド

  • コマンドを未来の指定時間に実行
  • cronとの違い:使用後に消さなくていい
    • atは時刻ベースのキュー
    • cronだと何月何日何時何分を指定する。使用後は消さないとダメ。消し忘れると1年後また動く

atコマンドの使い方(指定時間にコマンドを実行する)でスケジュール実行。 - それマグで!

Unixのatコマンドの大きな弱点として/bin/shのシェルコマンドのみしか動かせないというのがあり、シェルスクリプトわからないし 何かと不便です。

そこでrubyでやってみようと思いました。
rubyなら、他のスクリプトを実行させたり、シェルスクリプトもどきにしたりできますし。

要件

  • 指定時間に処理が実行される

実装

require 'time'
def timer(arg, &proc)
  x = case arg
  when Numeric then arg
  when Time    then arg - Time.now
  when String  then Time.parse(arg) - Time.now
  else raise   end

  sleep x if block_given?
  yield
end

timerメソッドは、引数に対応する時間だけsleepを行った後、与えられたブロックを処理します。
引数に渡すことができるのは、数値(秒数)、Timeオブジェクト、文字列(内部でTimeオブジェクトにパースされる)です。
戻り値は、ブロックの最後の値です。

処理を予約 :clock2:

使用例
# 10秒後に実行
timer(10) do 
  puts "10秒経った"
end

# 3分後に実行
timer(3 * 60) do 
  puts "3分経った"
end

# 今日の22時に実行
timer(Time.parse("22:00")) do 
  puts "おやすみの時間"
end

# 今日の24時(明日の0時)に実行
timer("24:00") do 
  puts "よるほー"
end

timer("00:15"){} # 0時15分までsleep
#
# 0時15分になったら始めたい処理
# 

コードは上から順に実行されるので、複数の予約をする際には、実行時間順に並んでいる必要があります。
複数の予約を1スクリプトでする際には、絶対時間(文字列かTimeオブジェクト)で指定するのが良いかと思います。

過去に予約をすることはできません。引数が過去を示しているとき、sleepに負の値が渡されることになるため、エラーとなります。

Time.now # => 2015-02-17 00:47:27 +0900
timer('0:40'){"piyoooo"} # => ArgumentError: time interval must be positive
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