前提
- RDS for Oracle で使用できるEnterprise Manager(EM)は以下です。
Oracleバージョン | EMの種類 | デフォルト・ポート |
---|---|---|
12c | EM Express | 5500 |
11g | EM Database Control | 1158 |
-
検証環境(ORCL1)が12cなのEMはEM Expressになります。
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RDSでEMを使うにはオプショングループを設定します。以前の記事でオプショングループを作っているので、今回はこちらにオプションを追加していきます。
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注意点
- 次のDB インスタンスクラスではEMはサポートされない
- db.t2.micro
- db.t2.smal
- db.m1.small
- 次のDB インスタンスクラスではEMはサポートされない
事前準備
- RDSのセキュリティグループのインバウンドにEMのポート(5500 or 1158)を追加する
- オプショングループの設定
オプショングループの設定
オプションにOEM
を選択
すでにオプショングループがインスタンスに紐付いているので、インスタンスに反映されます(インスタンスの再起動はありません)。
EMにアクセス
ブラウザ経由でEMにアクセスします。
今回、パブリックサブネット上に踏み台サーバ(Amazon Linux)、プライベートサブネット上にRDS(Oracle)があるためポートフォワードして続します。
- ローカルPC(今回はmac)でポートフォワード
$ ssh -L 13389:orcl1.xxxx.us-west-2.rds.amazonaws.com:5500 -i <踏み台のキーペア> ec2-user@<踏み台のパブリックIPアドレス>
Last login: Mon Jul 8 08:14:36 2019 from 210.227.234.114
__| __|_ )
_| ( / Amazon Linux 2 AMI
___|\___|___|
https://aws.amazon.com/amazon-linux-2/
7 package(s) needed for security, out of 13 available
Run "sudo yum update" to apply all updates.
[ec2-user@ip-10-0-0-223 ~]$
- この状態で下記URLをブラウザに入れます
https://localhost:13389/em
- ユーザ名とパスワードに
マスターユーザ
のユーザ名とパスワードを入れログインします
- 無事ログインできました
参考
[Oracle Enterprise Manager Database Express]
(https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/Appendix.Oracle.Options.OEM_DBControl.html)