ここでは、Sigfoxバックエンドクラウドの使用方法を下記4点に関し説明します。
デバイスを登録し、使用するためには、上記1から4の操作を順に行っていただく必要があります。
Sigfoxバックエンドクラウドへのアクセス権により、ご利用できない機能があります。
#Sigfoxデバイスについて
Sigfoxデバイスを登録する場合は、Device IDとPAC(認証コード)が必要です。このIDとPACはSigfox対応の通信モジュールに書き込まれた状態で出荷されますので、通信モジュールメーカーないし代理店にお問い合わせください。 DeviceIDとPACのリスト(例)は下記のようなセミコロン(;)区切りになっています。後に説明するデバイスの一括登録の際には、このファイルフォーマットに合わせたファイルをご準備ください(*Maker codeは不要です)
DeviceID; PAC; Maker code
0017B46C;A25CB56B5978E5DD;SIGFOX_TST_MAKER
0017B46D;30E2BD5AC98F639C;SIGFOX_TST_MAKER
0017B46E;FFAE71D10AD69EFF;SIGFOX_TST_MAKER
0017B46F;BA639C88408FE30C;SIGFOX_TST_MAKER
0017B470;59D808887B9A60BB;SIGFOX_TST_MAKER
##デバイスの登録
デバイスの登録は、1台ずつ行う方法[New]と複数台をバッチ登録する方法[New series]の2種類が存在します。ここではバッチ登録[New series]について説明します。
登録先となるDeviceTypeはデバイスタイプ管理で登録した"温湿度センサーデバイスタイプ"に登録します。
まずは、DEVICEタブをクリックし、右上にある[New series]ボタンをクリックします。
Device - Bulk creation画面が表示されます。
Batch name、Batch descriptionは、この一括処理(バッチ処理)の名前と詳細ですので、適当な名前を入れてください。
その他、設定項目について章立てで説明します。
####Device name prefix
デバイス名のプレフィックスを設定します。(必須項目です)
例えば、0017B46CというデバイスIDのデバイスを登録する時、このprefixとして、*ABC #*と設定すれば、デバイス名としてはABC #0017B46Cとして登録されます。デバイス名を見るだけでデバイスタイプを類推できるようなprefixにしたり、ロット管理のためのprefixにすると便利かと思います。
####Type
デバイスタイプ名を選択します。
####Identifiers
デバイスIDとPACの一覧ファイルを選択します。ファイルフォーマットは上述の通りです。
####End product certificate
#####認証番号がある場合
登録するデバイスがSigfox Ready certificate(P2認証)を取得済みの場合は、その認証番号を入力してください。認証番号は**P_**から始まる番号で、Sigfox Partner networkサイトからも確認可能です。
#####認証番号ない場合
登録するデバイスがSigfox Ready certificate未取得の場合は、**Where can I find the end product certificate?**をクリックし、☑Register as a prototypeにチェックを入れます。
##デバイスの確認
登録が完了したデバイスは、DEVICEタブで確認できます。下図がデバイス一覧の表示例となりますが、表示項目を変更したい場合は、右上のボタンで設定変更します。
###Token state
デバイスに割り当てられたトークンの状態を示します。SigfoxデバイスはContractで設定した回線(トークン)をアクティベート時に割り当てられます。DeviceTypeとContractについてはこちら。
Token state | 説明 |
---|---|
トークンが未割当。つまり、アクティベート前の状態 | |
トークンが割り当てられ使用可能な状態 | |
割り当てられていたトークンが切れた状態 |
##デバイスメッセージの確認
アクティベート済みのデバイスのメッセージを確認することができます。DEVICEタブをクリックし、メッセージを確認したいデバイスのIdを選択後、左メニューのMESSAGESをクリックします。
メッセージの受信時刻(Time)、上りメッセージ(Data/Decoding)の他、Location、LinkQuality、Callbacksといった項目が確認できます。
項目 | 説明 |
---|---|
Time | メッセージの受信時刻(Sigfox基地局でメッセージを受信した時刻) |
Data/Decoding | メッセージ(16進表記) |
Location | デバイスの想定位置(メッセージを受信した任意1局の情報からの推定位置であり、Sigfox Geolocation Service (Atlas)の処理結果ではありません |
Link quality | 受信品質(Link qualityの詳細はこちら) |
Callbacks | Callback設定をしていた場合は、Callbackの成功不成功を表示します。アイコンをクリックすることにより、Callbackの詳細情報を確認できます |
##Device 左メニュー
任意のDeviceを選択した時に利用可能な左メニューについて、下表にまとめます。
Menu | 説明 |
---|---|
INFORMATION | Deviceの情報ページ。編集、デバイスタイプの移動(Transfer)、メッセージ受信の休止(Suspend)、Disengage sequence numberが可能 |
LOCATION | デバイスの想定位置(メッセージを受信した任意1局の情報からの推定位置であり、Sigfox Geolocation Service (Atlas)の処理結果ではありません |
MESSAGES | デバイスメッセージの確認 |
EVENTS | デバイスのイベント(アクティベーション、シーケンス番号抜け等)の確認 |
STATISTICS | デバイスメッセージの受信状況を時系列グラフで表示 |
EVENT CONFIGURATION | デバイス単位で設定するEventの作成 |