AT&T M2Xとは、AT&Tが開発したIoT Platformです。ここでは、Sigfox Callbackを用いてAT&T M2Xと連携する方法を説明します。
#AT&T M2X側の設定
下記URLからSIGN-UPします。
https://m2x.att.com/
##Deviceの作成
まずは、Sigfoxデバイスに紐づけるDeviceをM2X上で作成します。
画面上のCreate Deviceボタンをクリックすると、下記ダイアログが表示されます。
ここでは、Device NameとDevice Serialを入力しCreateします。
Deviceが作成されると下図のように、M2X上で作成したDEVICEのIDやAPI KEYが生成されます。PRIMARY ENDPOINTとPRIMARY API KEYは、この後のSigfox Callbackの設定で使用します。
#Sigfoxクラウド側の設定
##Sigfox Callbackの作成
Sigfoxクラウドで、対象デバイスが属するDeviceTypeのCallbackを作成します。Sigfox Callbackについては、こちらを参照ください。
ここで、M2X上でDeviceを作成した時に生成されたPRIMARY ENDPOINTとPRIMARY API KEYを元にSigfox Callback設定項目を入力します。
項目 | 設定 |
---|---|
Url patern | http://api-m2x.att.com/v2/devices/{M2X上でのDEVICE ID}/update |
Use HTTP Method | POST |
Headers | header: X-M2X-KEY / value: {M2X上でのPRIMARY API KEY} |
Content type | application/json |
Bodyは、 |
{
"values": {
"payload": "{data}",
"device": "{device}",
"temperature": "{customData#temp}"
}
}
とします。temperatureはCustom Payload Configを参考に設定してください。
#再びAT&T M2A側の設定
##Streamの作成
Sigfox Callbackで設定したデータ項目ごとにM2X上でStreamを作成する必要があります。
[Add Stream]ボタンをクリックし、Streamを作成します。
Add Stream画面では、Stream ID、Display Name、Stream Typeを設定します。
Stream IDは、Sigfox CallbackのBodyで設定した項目と一致する必要があります。
今回の例では、下記3つのStreamを作成します。
Stream ID | Display Name | Stream Type |
---|---|---|
payload | Payload | Non-Numeric |
device | Device | Non-Numeric |
temperature | Temperature | Numeric |
すべてのStreamを作成すると、SigfoxクラウドからAT&T M2Xへのデータ転送が成功し、Non-NumericのStreamはリスト形式で、NumericのStreamは時系列グラフで転送されたデータを可視化することができます。
Callbackがうまくいかない場合は、Sigfoxクラウドで該当デバイスのMESSAGES画面にあるCallbacksステータスを確認してください。赤ボタンになっている場合はCallbackに失敗している例であり、ボタンを押すとエラー内容を確認することができます。
M2Xでは、StreamとCallbackするときのJSONに定義したvaluesが一致しないと、上図のようにHTTP:422エラーが発生します。