クリティカル・シンキングとは
「批判的思考」と訳されるが、欠点を指摘するための思考法ではなく、「本当にこれで良いか?」「そもそも目的はなんだったか?」と一度立ち止まり思考することで、物事の本質を捉えながら結論を導く思考法。
クリティカル・シンキングの特徴
① 目的は何かを常に意識する
思考していく間に目的としているゴールがズレてしまわないように、そもそも「何のために思考するのか」、「何のために作っているのか」といった部分を明確にしながら思考する。今議論する必要のないことまで議論してしまい、本来解決したい課題までたどり着かない、みたいなことを防ぐ。
② 思考の癖があることを前提に考える
人間は今までの経験や記憶による主観がある。主観により物事の考え方にも偏りがでてしまう。予め思考には癖や偏りがあることを理解して、「主観だけで考えていないか」を自分に問いながら思考に客観性を持たせる。
③ 本質まで考え続ける
考えて結論が出たとしても「なぜ?」「これが最善な方法か?」「これで本当に課題は解決できるか?」と、何度も本質まで考え続ける。
まとめ
- ① 目的は何かを常に意識する
- 「そもそも何のためにやるのか?」
- 「そもそも何のために作っているのか?」
- ② 思考の癖があることを前提に考える
- 「主観のみで考えていないか?」
- ③ 本質まで考え続ける
- 「これが最善の方法か?」
- 「これで本当に課題は解決できるか?」
- 前提がズレていないかも確認する
- そもそも前提が間違えていると、正しい結論を導くことができない
所感
プログラムを書く時にも有用な思考法だと感じた。必死になってプログラムを書いていると、目的を見失って煩雑なコードになったり、無駄な処理を含むコードを書いてしまうことがある。そういった時に「クリティカル・シンキング」の思考法を取り入れて、振り返りながらプログラミングをすることで、より良いコードを書いていきたい。